島根・雲南市長選、元県職員の石飛厚志氏が初当選…前市長が就任1か月で逮捕・辞職
メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
島根県雲南市長選は31日、投開票された。いずれも無所属新人で、元県職員の石飛厚志氏(54)が、前市政策企画部長の佐藤満氏(61)を破り、初当選を果たした。当日有権者数は3万1791人。投票率は69・17%で、選挙戦となった2012年の81・61%を下回った。
石飛氏は、市内4地区の農業団体などの推薦を受けて選挙戦に挑んだ。人口減少対策として、出産や育児の負担軽減や、スポーツ・文化活動の奨励に取り組むと強調。新型コロナウイルス対策としては、大きな打撃を受けた市内の飲食店を積極的に支援するとアピールし、浸透した。
石飛氏は同市出身で早大法学部卒。1990年に県庁に入り、県健康推進課管理監などを務めた。
今回の選挙は、就任1か月足らずの前市長が昨年12月、傷害容疑で県警に逮捕され、辞職したことに伴い、実施された。
無断転載・複製を禁じます