スーパークレイジー君市議に選管幹部が「当選辞退も選択肢」…委員長「不適切」
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1月31日投開票の埼玉県戸田市議選(定数26)で初当選したスーパークレイジー君(本名・西本誠)議員(34)に対し、市選挙管理委員会の事務局長が「当選を辞退するというのも一つの選択肢」などと発言をしていたことがわかった。市選管の駒崎恭子委員長は17日、「事務局長の言動は誤解を招くものであり、不適切であったと考えている」との文書を発表した。
駒崎委員長の文書によると、事務局長は2月4日午前、市選管を訪れた同議員から、公職選挙法で立候補者の要件と定められている「選挙区内での3か月以上の居住実態」に関して質問を受け、やり取りした。内容に不明瞭な点があったため、事務局長は同日深夜、再び同議員と面会。その際に「仮に居住実態に疑義が生じる場合は、当選を辞退するというのも一つの選択肢」と発言したという。
駒崎委員長は、事務局長の発言は「公選法違反となる可能性を示したものであり、辞職を求める意図はなかった」とした。
読売新聞の取材に、同議員は「(市選管側から)圧力をかけられたと感じた」と語った。