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「選挙権が奪われるのは問題」感染療養者ら、知事選投票できない可能性…県に規定なく対応できず

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 4日に告示される千葉県知事選で、新型コロナウイルスに感染して自宅やホテルで療養・待機し、外出が制限されている有権者が投票権を行使できない可能性が出ている。療養・待機者は1日時点で約800人。県は、コロナ療養者の外出や不在者投票について法律に規定がなく対応できないとしており、専門家からは「選挙権が奪われるのは問題」との指摘がある。投開票は21日。

 緊急事態宣言下の同県では2月中旬以降、1日あたりの新規感染者が100人前後で推移しており、1293床あるコロナ感染者用の病床使用率は50・8%(3月1日時点)と高い。無症状や軽症で自宅・ホテルで療養している人と、病床の空きを自宅で待つ人は1日時点で824人に上る。

 改正感染症法は、コロナ感染者が自宅やホテルで療養する場合、外出自粛を求めており、投票行動との兼ね合いについて厚生労働省は「選挙を行う自治体が外出可否を判断する」とする。

 公職選挙法は、指定の医療施設であれば入院患者に対して院内での不在者投票を認めており、外出が難しい障害者は郵便投票も可能だ。ただ、コロナの自宅・ホテル療養者に関する規定はなく、総務省は「県が判断してほしい」との見解だ。

 1月24日に投開票された岐阜県知事選では、県が「感染防止のため、投票目的での外出は認められない」と判断。ホテル療養者が約100人いたが、投票希望者にいったん入院してもらい、院内で不在者投票を行うこととした。ただ、結果的に希望者はいなかったという。

 千葉県選管は「病床が不足しており、投票のために入院させることは難しい。国が入院以外の療養者も投票できる仕組みを作ってほしい」としており、感染者が刻々と変わるため個別の対応が難しい実情もある。

 岩井奉信・日大教授(政治学)は「選挙権が阻害されるのは大きな問題だ。感染者専用の投票所や巡回型の投票所を設けるなど、国が対策を考えるべきだ」と指摘している。

 千葉県知事選は、現職が引退を表明し、千葉市長の熊谷俊人氏(43)、自民党が推薦する県議の関政幸氏(41)らが立候補を予定。千葉市長選と同日の投開票となる。

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1879650 0 地方選 2021/03/02 12:00:00 2021/03/02 12:19:18

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