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兵庫知事選で久々の勝利に胸なで下ろす自民、維新の伸長に警戒感

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 18日投開票の兵庫県知事選で、自民党と日本維新の会が推薦した元大阪府財政課長の斎藤元彦氏が初当選を果たした。自民は党推薦候補の久々の勝利に胸をなで下ろしたが、自民県議の大半は前県副知事の金沢和夫氏を支援して分裂選挙となり、しこりも残した。次期衆院選に向け、維新の伸長にも気をもんでいる。

 自民の山口泰明選挙対策委員長は18日夜、党本部で記者団を前に「久々に勝利し、 安堵あんど 感がある」と顔をほころばせた。

 自民は、菅政権発足後初の国政選挙となった4月の衆参3選挙で不戦敗を含めて全敗した。知事選でも今年に入り、党が推薦した4県のうち、勝ったのは共産党を除く与野党相乗りで支援した福岡のみで、山形、千葉、静岡で敗北した。

 今回の兵庫では、県議の大半が井戸敏三知事の「後継候補」となる金沢氏を推したが、国会議員団は維新との共闘に踏み切っても「勝てる候補」にこだわった。隣接する大阪での維新人気を感じていたためだ。

 次期衆院選で現在、自民、公明の与党が独占する兵庫県内12選挙区のうち、7選挙区で自民と維新の候補がぶつかる見通しだ。自民は知事選勝利と引き換えに分裂の痛手を負い、維新は兵庫の都市部に勢力を拡大する足がかりを得たとも言える。

 自民県連会長の谷公一衆院議員は18日夜、分裂した責任を取って近く会長を辞任する意向を表明した。谷氏は、新型コロナウイルス対応でメディア露出が増えた維新副代表の吉村洋文大阪府知事を念頭に、「発信力を持つリーダーを備えていることは冷静に見ておかなければならない」と述べ、維新への警戒感をにじませた。

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2219815 0 地方選 2021/07/20 05:00:00 2021/07/20 09:00:52 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210720-OYT1I50002-T.jpg?type=thumbnail

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