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「有事のリーダー」像を前面に…小池氏、無党派層取り込む

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 5日に投開票された東京都知事選では、現職の小池百合子氏(67)が再選を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大に対応する「有事のリーダー」像を前面に出す戦略で都民の支持を得た形で、来年に控える都議選に向けて小池氏の存在感が高まりそうだ。ただ、選挙戦の終盤以降、感染者が100人を超える日が続いており、再選後も難題が待ち受けている。

 5日午後8時の投票終了直後に「当選確実」の報が伝えられた小池氏は、改めて新型コロナ対応に力を入れる姿勢を示した。

 読売新聞社が5日に実施した出口調査の結果によると、小池氏は、自民支持層の73%と公明支持層の89%の支持を集めたほか、都市部に多い無党派層からも52%の支持を得た。

 これに対し、野党支持層の票は分散した。立憲民主党の支持層は、同党が支援する宇都宮健児氏(73)に投票する人が38%にとどまる一方で、36%が小池氏を選んだ。共産党の支持層も、55%が同党支援の宇都宮氏を支持したが、小池氏と山本太郎氏(45)を選んだ人も目立った。日本維新の会支持層の投票先は、同党推薦の小野泰輔氏(46)と小池氏に二分される形となった。

 投票の際に重視した政策としては、コロナ禍で経済への打撃が深刻化する中、景気や雇用対策を挙げた人が最多の24%、医療対策が17%で続いた。

 読売新聞社が選挙戦中盤の6月25~27日に実施した世論調査では、都の新型コロナ対策を「評価する」とした人は70%に上り、「評価しない」の25%を大きく上回った。小池都政の1期目についても「評価する」が75%に達していた。

 小池氏は緊急事態宣言中に連日、インターネット動画などに出演して新型コロナ対応をアピールし、存在感を高めた。選挙期間中は一度も街頭演説に立つことはなかったものの、新人陣営の関係者は「有事の際は、公務に当たる現職候補が注目される。その優位を崩せなかった」と語った。

「第2波」「五輪簡素化」難題

新型コロナウイルス感染防止のため、受付にビニールカーテンが設けられた投票所(5日午後、東京都荒川区の区立第三中学校で)=杉本昌大撮影
新型コロナウイルス感染防止のため、受付にビニールカーテンが設けられた投票所(5日午後、東京都荒川区の区立第三中学校で)=杉本昌大撮影

 ただ、小池氏の2期目では、スタートから感染拡大の第2波に備えるという緊急の課題が待ち受ける。

 小池氏は都知事としての3日の定例記者会見で、政府が緊急事態宣言を再発令した場合は、地域や業種を限定して再度の休業要請に踏み切ることも検討する考えを示した。しかし、都は休業した事業者への協力金に約2000億円を費やすなどすでにコロナ対策だけで1兆円超を投入。9000億円以上あった財政調整基金も約1割まで減少し、都財政に余裕はなくなった。

 小池氏は4日には、都民に対して他県への不要不急の移動を控えるよう要請したが、都幹部は「感染の抑え込みに失敗すれば、知事の政治責任に波及する可能性もある」と話す。

 延期が決まった東京五輪・パラリンピックも開催まであと1年しかない中で、「簡素化」の具体像は決まっていない。開催までにコロナが収束するめども見通せず、五輪招致に関わった都幹部は「感染拡大が続けば、他候補が主張した中止や再延期の議論が再燃する恐れもある」と懸念する。

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1321925 0 東京都知事選2020 2020/07/06 05:00:00 2020/07/09 17:08:14 ビニールの仕切りや間隔を空けた記載所などで新型コロナウイルス感染拡大に対応した投票所(5日午後0時31分、東京都荒川区で)=杉本昌大撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/07/20200706-OYT1I50024-T.jpg?type=thumbnail

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