宇都宮健児(うつのみや・けんじ)

告示日:6月18日 投票日:7月5日

宇都宮うつのみや 健児けんじ

73歳
無所属
弁護士(元)日本弁護士連合会会長▷東大法中退▷愛媛県

敬称略。氏名の後は投票日現在の年齢、党派(かっこ内は推薦政党。維=維新、N=N国)、新旧。経歴は現職(元)経歴(前職を含む)▷ 学歴 ▷ 出身地

アンケート

Q.小池都政は100点満点で何点か。理由も
A.30点。「築地に市場機能を残す」「五輪会場を見直す」と明言したのに実現していない。一丁目一番地とした情報公開も進んでいない。

Q.新型コロナウイルス対策として取り組みたい施策は
A.検査体制と医療の充実。非正規労働者や学生らの生活保障措置をとる。医療弱体化を進める都立病院などの独立行政法人化は中止に。

Q.来年に延期された東京五輪・パラリンピックへの賛否は。目指す大会像について
A.世界の感染状況を踏まえ、専門家が来年開催が困難と判断した際はIOC(国際オリンピック委員会)に中止を働きかける。浮いた予算で都民の命と暮らしを守る。

Q.新型コロナ対策以外で最も重視する施策は
A.ギャンブル依存症と多重債務の拡大につながるカジノ誘致計画を中止する。

Q.一連の施策を実現するための財源確保策や行財政改革への考えは
A.基金をコロナ対策に充てる。不要不急の公共事業をやめ、予算を組みかえる。国との協議に困難が予想される巨額な都債発行はしない。

Q.他候補にはない自身のセールスポイントは
A.誠実、正直、公正な人柄と、派遣切り問題に対応した反貧困ネットワーク代表や日弁連会長としての実績で証明されている政策実行力。

横顔

社会的弱者 助けたい

 「しわ寄せが弱者に襲いかかっている」。新型コロナウイルスの感染拡大で職を失い、収入が減った非正規労働者らを目の当たりにし、3度目の知事選に挑む。

 「市民派弁護士」として、多重債務者の救済や貧困問題に取り組んできた。多くの派遣社員が解雇された2008年のリーマン・ショック後は、「年越し派遣村」の名誉村長も務めた。

 愛媛県の漁村出身。村から大学に進学した人はおらず、プロ野球選手を目指した時期もあった。だが、進学後、貧困に苦しむ多くの人の存在を知り、弱者を助ける弁護士の道を選んだ。「足腰がだいぶ弱ってきた」と笑うが、炊き出しに顔を出し、膝をつき合わせてひとりひとりの相談に乗る姿は今も変わらないままだ。

 下級武士や庶民の生きざまを描いた藤沢周平の本を読むことが趣味。「地位は低くても自分の信念を貫く姿が描かれ、すがすがしい」

宇都宮健児

第一声

都立病院の独法化 中止

 新型コロナウイルスから都民の命を守るため、医療体制の充実と休業要請への補償を徹底する。さらに、都が進める都立病院などの独立行政法人化計画を中止し、充実強化させたい。

 来年に延期された東京五輪・パラリンピックについては、専門家が開催が難しいと判断した場合、国際オリンピック委員会(IOC)に中止を働きかける。浮いた予算をコロナによって経済的に困窮する都民の救済に充てたい。

 また、カジノは、治安の悪化など様々な悪影響を及ぼすため、誘致しない。経済よりも都民の命を優先する社会にすべきだ。

 一人一人が手を携え、都民の命や暮らしが第一に重視される都政を確立していきたい。(東京都庁前で)

宇都宮健児

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