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それでも強い民主の労組候補…比例当選者の6割

 参院選では民主、自民両党ともに比例選での得票が伸び悩み、07年参院選より議席数を減らしたが、民主党の労組出身候補は手堅く当選を重ね、強さを見せた。

 一方で、政権交代に伴い、業界団体出身候補は明暗が分かれた。

 民主党の連合組織内候補は、11人のうち10人が当選し、個人名票の党内順位も上位に名を連ねた。同党の比例選当選者16人のうち、連合候補が6割超を占める結果となった。

 連合は04年は8人、07年は7人の候補全員を当選させてきた。ただ、今回は候補増で票が分散されることに加え、北海道教職員組合の違法献金事件などで「労組マネー」に批判が集まったことから、連合の動きが鈍るとの見方があった。

 実際、日教組出身の那谷屋正義氏ら現職6人のほとんどが04年に比べて得票数を減らす見込みだ。それでも6人全員が当選、逆風下でも安定した組織力を見せ、労組が民主党の基盤を支えている実態を改めて浮き彫りにした。

 一方、従来の自民支持を見直した日本医師連盟から推薦を受けた民主党の安藤高夫氏は落選した。得票数は、07年に落選した自民党候補(18万票)の半分にも満たなかった。日医連は組織内が民主支持でまとまらず、安藤氏のほか自民党の西島英利氏、みんなの党の清水鴻一郎氏も支援したため、票が割れたことが敗因とみられる。西島、清水両氏も落選した。

 同様に自民支持を見直した日本歯科医師連盟は民主党の西村正美氏を支援した。西村氏の得票数も、07年に当選した自民党候補(22万票)の半分程度にとどまったが、下位ながら当選圏内に滑り込んだ。

 また、政権交代後も自民党候補を支援した日本看護連盟の高階恵美子氏、全国建設業協会の脇雅史氏、日本薬剤師連盟の藤井基之氏はいずれも当選した。ただ、農協出身の自民党の門伝英慈氏は農政連の推薦を得られず、落選した。

 国民新党の長谷川憲正氏は全国郵便局長会の支援を受け、自民党から出馬した04年(28万票)より10万票以上多く獲得したが、同党として議席を確保できず、落選した。長谷川氏は、他党の最低得票当選者を大きく上回る票を集めており、現行制度となった01年以降、最高得票落選者となる可能性がある。

2010年7月12日13時25分  読売新聞)


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