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    共産党の会合だが、野党連合の大会?大きな拍手

    • 参院選での「共闘」へ気勢を上げる野党県組織の代表ら(2018年12月24日、松本市で)
      参院選での「共闘」へ気勢を上げる野党県組織の代表ら(2018年12月24日、松本市で)

     夏の参院選に向けた野党の候補者調整に時間がかかっている。改選定数が2から1に減る長野選挙区では、野党が候補者を一本化して自民党候補に対抗する構え。ただ、国民民主党と共産党がそれぞれ候補を擁立しており、野党各党は「共闘」態勢の構築へ着地点を探っている。

     「共産党の会合だが、野党連合の大会のようだ」。昨年12月24日に長野県松本市で開かれた共産党県委員会の県党会議であいさつした市民団体の代表者の言葉に、会場は大きな拍手に包まれた。来賓として出席した立憲民主党県連代表の杉尾秀哉参院議員、国民県連副代表の下条みつ衆院議員らも、共倒れを防ぐため共闘の必要性を強調した。

     立民、国民、共産、社民4党の県組織は、統一候補の擁立で合意している。杉尾氏への一本化が実現し、自民党候補を破った前回選(2016年)の再来を期待しているからだ。

     だが、今のところ国民は現職の羽田雄一郎氏を立て、共産も新人の長瀬由希子氏を「統一候補として最適」とする。共産党県委員会は「中央レベルでの合意が必要。一方的な取り下げはしない」と繰り返すが、野党県組織の幹部は「支持者に対するメンツもあり、簡単にはおろせないのだろう」と推し量る。

     共闘態勢が一枚岩になりきれない背景の一つとして、羽田氏の政治姿勢への不信感を指摘する声もある。統一候補の支援を決めた県内約40の市民団体で構成する「信州市民アクション」の集会では、羽田氏が「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」に所属していることに、「このままでは推せない」との意見が出た。

     4野党などで調整が進む中、羽田氏は「安倍政権を倒すという共通のゴールがある」としつつ、「(2017年の衆院選で)民進党勢力が分裂し、有権者に与えてしまった不信感を払拭ふっしょくしながら、じっくりと話し合うことが大事」と話す。

     共産党県委員会の鮎沢聡委員長は「一致点をできる限り広げ、お互いに譲り合う点は譲り合わないといけない」と語る。前回選で杉尾氏の一本化に合意したのが2月下旬だったことを挙げ、「(統一候補の決定は)早いほうがいいが、もう少し時間がかかる」と見通している。

     前回選(改選定数1)で杉尾氏に敗れた自民は、知名度の高い羽田氏に対し、前衆院議員の小松裕氏を立てて、県内全域での浸透を急いでいる。

     諸派の斎藤好明氏も出馬を表明している。

    2019年01月13日 09時31分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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