[参院選2019]同日選見送り 投票へ1か月 与党集中…「断定できぬ」野党は警戒

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細田派の参院選に向けた決起集会で気勢を上げる議員たち(20日、自民党本部で)
細田派の参院選に向けた決起集会で気勢を上げる議員たち(20日、自民党本部で)

 夏の参院選に合わせて衆院選を行う衆参同日選が見送りの方向となり、与党は「7月4日公示、21日投開票」と見込まれる参院選に力を注ぐ構えだ。野党は同日選への懸念を拭いきれないでいる。

 自民党の各派閥は20日の定例会合で、参院選勝利に向けた結束を確認した。

 安倍首相の出身派閥の細田派はこの日、参院選の決起集会も行った。会長の細田博之・元官房長官は「衆参同日選はない感じだ。絶対に気を緩めずに、候補者全員が当選できるよう頑張ろう」と発破をかけた。出席者は全員で験担ぎのカツカレーをほおばり、「頑張ろう」を三唱した。

 岸田派の会合では、派を率いる岸田政調会長が「決して楽観できない。いくつか厳しい選挙区もあるので、一層力を入れなければならない」と述べ、激戦区に所属議員を集中投入する考えを明らかにした。

 公明党は20日の中央幹事会で、25日に発表予定の参院選公約の最終調整を行った。斉藤幹事長は「参院選がいよいよ公示に近づいてきた。団結して頑張ろう」と呼びかけた。

 自民党内では当初、衆院議員の支持組織がフル稼働する同日選なら、参院選の得票を上積みできるとの声が強かった。しかし、老後の資金が2000万円不足するとした金融審議会の報告書の問題などを受け、同日選の機運はしぼんだ。むしろ、「衆院の議席を減らす可能性があり、賢明な判断だ」(自民党幹部)と歓迎する向きが多い。もともと同日選に反対してきた公明党内には安堵あんど感が広がっている。

 一方、野党は26日の国会会期末を控え、与党との対決姿勢を強めている。野党の出方次第では、首相が衆院解散に踏み切る可能性は残っているとの見方がくすぶったままだ。

 立憲民主党の枝野代表は20日の記者会見で「今日も衆参同日選に向け、選挙対策委員長と打ち合わせをしている」と明かした。国民民主党の大塚耕平代表代行も記者会見で「同日選がなくなったと断定はできない」と強調した。

 野党が警戒を解けないのは、次期衆院選の候補者調整が遅れているためだ。大塚氏は「準備不足は否めない。努力をすることに尽きる」と危機感を隠さなかった。

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649209 0 参院選2019 2019/06/21 05:00:00 2019/09/19 15:40:24 細田派の参院選に向けた決起集会で気勢を上げる議員たち(20日、自民党本部で)=草竹敦紀撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190620-OYT1I50078-T.jpg?type=thumbnail

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