[参院選2019]勝敗ライン「与党過半数」…首相「政治の安定 争点」

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 安倍首相は22日、テレビとインターネットの番組に相次いで出演し、夏の参院選の獲得議席目標を「与党で過半数」と明言した。控えめな目標設定は、選挙後の憲法改正論議の推進や責任論回避に向けた予防線との見方がある。

 首相は今回の参院選について「最大の争点は政治の安定だ」と指摘。国会で憲法改正の審議に応じない野党を念頭に、「憲法について議論する政党か、議論すらしない政党かも選んでほしい」と強調した。

 首相は目標に関して改選議席の過半数か、非改選を合わせた過半数かは明示しなかったが、周囲には「非改選を合わせて与党過半数が目標」と漏らしている。自民党幹部は「どちらにしても達成は難しくない数字」と語る。

 公明党が目標とする13議席を獲得した場合、改選議席の過半数であれば50議席、非改選議席を合わせた過半数であれば40議席でそれぞれ達成できる。自民党は圧勝した2013年参院選で65議席、16年でも56議席(追加公認含む)を獲得している。

 13年当選組が改選を迎える今回は、反動で議席減は必至とみられている。低めの目標設定に、党内では「首相が選挙後も政権や党運営の求心力を維持するための布石」(ベテラン)との声があがった。

 首相が目標とする20年の改正憲法施行を実現するためには、秋の臨時国会で、自衛隊明記を柱とする4項目の憲法改正案を憲法審査会に示し、議論を本格化させる必要がある。「低めの勝敗ラインを設定した方が、選挙で国民の信を得たと主張し、野党を説得しやすくなる」(自民党憲法改正推進本部関係者)との思惑もありそうだ。

 一方、野党各党も、それぞれの獲得議席目標を設定し、態勢作りを急いでいる。

 立憲民主党は改選9議席から11増の20議席を目指す。複数区のほか、全国に32ある改選定数1の「1人区」に野党最多となる7人の公認候補を擁立した。

 支持率が低迷する国民民主党は改選8議席の死守が至上命令だ。現職が立候補する長野(改選定数1)、静岡(同2)、愛知(同4)の3選挙区での勝利を最優先する。

 共産党は比例選を中心に7人以上の当選を狙い、現職6人が立候補を予定する日本維新の会は、議席の倍増を狙う。社民党は、公職選挙法上の政党要件の維持をかけ、「比例選の得票率2%以上」を目指している。

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652532 0 参院選2019 2019/06/23 05:00:00 2019/09/19 15:40:20 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190622-OYT1I50064-T.jpg?type=thumbnail

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