[参院選2019]年金、子育て はや舌戦…若者「政策分かりやすく」

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 「令和初」の国政選挙となる参院選が、7月4日公示、21日投開票の日程で行われることが決まった。年金、憲法改正、子育て支援など、課題が山積する中、事実上の選挙戦が始まった。

 国会では26日、参院本会議が正午頃に散会し、改選議員らは足早にそれぞれの地元へと向かった。午後には安倍首相が記者会見で参院選に向けた意気込みを語り、「選挙ムード」が一気に高まった。

 東京都内では、党首や党幹部が東京選挙区の立候補予定者と共に街頭に立つなど、早くも舌戦が繰り広げられた。夕方には新宿駅近くで、立憲民主党の枝野幸男代表や都連会長の長妻昭衆院議員らが顔をそろえ、新人候補予定者とともに「政治そのものが変わらないといけない」などと訴えた。同じ頃、共産党の志位和夫委員長も、帰宅ラッシュで混雑する新宿駅西口で、再選を目指す現職議員と共に演説に立った。

 現職2人の議席死守を掲げる自民党都連では、ポスターやチラシの準備作業などで慌ただしさを増しており、都連幹部は「何が何でも2人を受からせる」と気を引き締めていた。

 新宿駅近くを通りかかった茨城県石岡市の大学1年小林秀忠さん(19)は「与党も野党も働き方改革の進め方などを若者にわかりやすく説明してほしい」と求めた。

 一方、安倍首相らの意向を「忖度そんたくした」と発言し、4月に国土交通副大臣を引責辞任した自民党の塚田一郎参院議員(55)も地元入りし、新潟県上越市の民間企業の会合へあいさつに出向いた。塚田氏は辞任後、約2か月間のおわび行脚を続けてきた。選対幹部は「厳しい現状だが、総力を結集して勝ち抜きたい」と語った。

国内外に課題「よく見極めて」…識者

 大きな争点が今ひとつ見えにくいとされる今回の参院選。識者はどう見ているのか。

 「有権者はどの候補者・政党に一票を投じるか難しい選挙になった」。加藤秀治郎・東洋大名誉教授(政治学)は「決定的な政策課題がなく、特徴がないことが逆に特徴だ」と語る。「投票率の伸び悩みも予想され、小さな得票の差でも当落を左右して今後の政局に影響すると思うので注目している」と指摘した。

 漫画家の黒鉄ヒロシさんは「現状の外交が維持されるのかどうかが重要なポイントだ」と見る。「任期の長い参院議員には、衆院議員よりも将来目線に立ち、長期的な政策の立案や実行が求められる」とし、「年金制度への不信や相次ぐ災害といった国内の不安だけではなく、対米関係や中東情勢など外交面でも課題は山積しており、じっくり見極めることが重要だ」と述べた。

無断転載禁止
659374 0 参院選2019 2019/06/27 05:00:00 2019/09/19 15:40:14

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