[ドキュメント 19参院選]「安倍外交」巡り舌戦

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大阪市内は大規模な交通規制が敷かれ、参院選候補予定者は表だった活動を控えた(大阪市北区で)
大阪市内は大規模な交通規制が敷かれ、参院選候補予定者は表だった活動を控えた(大阪市北区で)

 大阪で28日、主要20か国・地域(G20)首脳会議が開幕した。大阪市内はG20のテロ警戒で厳戒態勢が敷かれ、本来なら各党がしのぎを削る大票田は街頭演説をする党幹部の姿もなく、奇妙な「休戦状態」を迎えている。

 そんななか、G20議長の安倍首相は28日朝から市内でトランプ米大統領との首脳会談を行ったり、各国首脳を出迎えたりする様子がテレビ中継され、さながら独り舞台となった。

 首相が得意の外交で世界の注目を浴びる絶好の機会を、自民党が見逃すはずはない。

 岸田政調会長(61)はこの日、東京・大手町の経団連会館を訪れ、参院選の公約を説明した。安倍内閣で4年7か月の外相経験を持つ岸田氏は「日本が国際秩序のルールづくりをリードすることが大事だ」と安倍外交の継続を訴えた。

 約240人の企業関係者に配った政策集の冒頭には、首相が世界各国首脳と円卓を囲む写真に、「世界の真ん中で力強い日本外交」の見出しが並ぶ。公約のトップにも「外交・防衛」を据え、「外交の安倍」を前面に打ち出した。

 一方、見せ場のない野党は、安倍外交批判に躍起となっている。停滞気味の北方領土交渉や、米側が強く譲歩を求める日米貿易協定交渉をやり玉に挙げた。

 立憲民主党の枝野代表(55)は28日、浜松市内で記者団に、政府が「北方領土は日本固有の領土」と明言しなくなったことにかみついた。「領土を守るという外交の一番重要なポイントについて大幅に後退している」とも語った。

 共産党の小池書記局長(59)は大阪府高槻市のJR高槻駅前でマイクを握った。冒頭でG20に触れ、「大阪市内で街頭演説しようと思ったが、今日はやめた方がいいと言われた」とぼやいた。その上で、首相の対米外交を「トランプ氏の顔色ばっかりうかがっている」とこき下ろした。

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662946 0 参院選2019 2019/06/29 05:00:00 2019/09/19 15:40:08 大阪市内は大規模な交通規制が敷かれ、参院選候補者は表だった活動を控えた。(大阪市北区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190628-OYT1I50082-T.jpg?type=thumbnail

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