勝敗分かれ目は「1人区」…全32区で自民と野党統一候補対決

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 今回の参院選では、32ある改選定数1の「1人区」全てで、自民党候補と野党統一候補が対決する。過去の参院選では、1人区の戦績が選挙全体の勝敗を大きく左右してきただけに、与野党双方が多くを「激戦区」に指定するなど必勝態勢で臨む。

 安倍首相(自民党総裁)は4日、公示第一声の地に1人区の福島を選んだ。午後には同じく1人区の宮城選挙区に入る予定だ。東北6県の選挙区はいずれも1人区で、自民党は「多くが接戦と予想されるだけに、落とせば痛い」(幹部)と見て、選挙期間中も力を入れる方針だ。

 自民党は第1次安倍内閣下の2007年参院選で、1人区では6勝23敗と惨敗した。参院で野党が多数を握る「ねじれ」が生じ、首相は病気で2か月後に退陣した。第2次安倍内閣発足後の13年参院選は対照的に29勝2敗と圧勝し、長期政権の基盤を築いた。

 与野党が今回、1人区の勝敗ラインとして意識する数字が「11」だ。今回同様、1人区全てで野党が候補者を一本化した前回16年参院選で、野党(野党系無所属含む)が勝利した1人区の数が11(自民党は21勝)だったからだ。

 自民党はこの11選挙区を「激戦区」に指定し、党幹部らを集中投入する。さらに接戦が見込まれる滋賀、愛媛など5選挙区を同等の扱いとした。公明党は4月までに自民党候補の推薦を決定し、支援態勢を整えている。ただ、今回改選を迎えるのは自民党が大勝した13年当選組で、「13年に比べると議席減は避けられない」(党幹部)と不安視する声もある。

 野党は11議席を「最低条件」(立憲民主党の福山幹事長)に位置づけ、上積みを目指す。1人区に擁立した野党統一候補32人の内訳は立民公認7人、国民民主党公認6人、共産党公認1人、無所属18人。しかし、立民と国民が互いの公認候補を推薦せず支持にとどめるなど、足並みがそろっているとは言い難い。両党を支援する労働組合の一部には、基本政策が異なる共産党との連携に対する反発もみられる。

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672205 0 参院選2019 2019/07/04 12:08:00 2019/09/19 15:39:53 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190704-OYT1I50034-T.jpg?type=thumbnail

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