参院選が公示、党首ら第一声…舌戦スタート

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参院選が公示され、演説に耳を傾ける支援者ら(4日午前、福島市で)=佐々木紀明撮影
参院選が公示され、演説に耳を傾ける支援者ら(4日午前、福島市で)=佐々木紀明撮影

 第25回参院選は4日公示され、21日の投開票に向け、17日間の選挙戦に入った。令和への改元後、初の国政選挙で、自民、公明両党で改選後の過半数を維持できるかどうか、安倍政権の評価が問われる。与野党は年金制度や憲法論議のあり方などを主な争点に、舌戦をスタートさせた。

改憲議論、責任果たす…自民・安倍総裁

自民党の安倍総裁(4日午前、福島市で)=武藤要撮影
自民党の安倍総裁(4日午前、福島市で)=武藤要撮影

 東日本大震災から8年が経過した。当時、残念ながら民主党政権のもと、遅々として復興は進まなかった。野党である悔しさ、申し訳ない思いで胸が震えた。それが政権奪還の原点だ。福島の復興なくして東北の復興はない。憲法改正は、最後に決めるのは国民投票だ。この選挙は、国会議員の責任を果たして議論する党を選ぶのか、審議をまったくしない党を選ぶのかを決める選挙だ。年金は皆さんの大切な老後の生活の柱だ。正しい政策を進めれば年金を増やせる。経済を強くすれば税収は増える。この増えた果実を社会保障につぎ込んでいく。12年前、自民党は惨敗した。決められない政治の中で経済は低迷した。あの時代に逆戻りするわけにはいかない。政治の安定を確保したい。(福島市で)

消費増税、社会保障に…公明・山口代表

公明党の山口代表(4日午前10時58分、神戸市中央区で)=里見研撮影
公明党の山口代表(4日午前10時58分、神戸市中央区で)=里見研撮影

 世界を見渡せば、米中貿易摩擦など、色々なあつれきが生じている。国内では人口減少、少子高齢化がものすごいスピードで進んでいく。国内外の課題を前にした時、この荒波を乗り切るためには、何よりも政治が安定をしなければならない。政治の安定のためには連立政権に公明党がなくてはならない。小さな声を聴く力のある公明党がいればこそ、政治に希望と信頼が生まれ、真の政治の安定が作られる。国民の声を聴く活動として、100万人の訪問調査運動を行った。その声を受けて、教育負担の軽減を図るという公明党が掲げた政策の実現の見通しが立った。消費税を引き上げるが、その税収を子育て支援を含めた全世代型の社会保障に生かすという道を開いたのは公明党だ。(神戸市中央区で)

暮らしの安心取り戻す…立民・枝野代表

立憲民主党の枝野代表(4日午前、東京都新宿区で)=守谷遼平撮影
立憲民主党の枝野代表(4日午前、東京都新宿区で)=守谷遼平撮影

 安倍政権が発足して6年半。雇用は増えているかもしれないが、非正規雇用が増える中で、消費税を上げることができるのか。6年半で、皆さん一人一人の暮らしの安心がどんどん壊されてきた。暮らしの安心を取り戻さなければならない。そのための夏にしていこう。皆さん一人一人の暮らし、家計を豊かにしていく。そういう社会、経済にしていけば、真の豊かさを実感できる社会を作ることができ、経済がもっと元気になる。我々は「令和デモクラシー」を掲げている。今、日本の政治、民主主義は、情報を出さずに隠蔽いんぺい、改ざんをしてごまかし、国民の暮らしの足元に目を向けていない。大正デモクラシーを超えるような民主主義のバージョンアップを皆さんと一緒に進めていきたい。(東京都新宿区で)

消費軸に経済好循環…国民・玉木代表

国民民主党の玉木雄一郎代表(4日午前、静岡県掛川市で)=鈴木毅彦撮影
国民民主党の玉木雄一郎代表(4日午前、静岡県掛川市で)=鈴木毅彦撮影

 国民の暮らしを守る政治をもう一度取り戻そう。国民民主党は(公約の)大きな柱として「家計第一の経済政策」を掲げた。確かにアベノミクスで株価は上がったが、常に大企業に重点を置き、恩恵が中小企業や家計、地方に広がっていくという前提だった。しかし、恩恵が届いていない人が多い。何よりも家計を豊かにすることで、GDP(国内総生産)の6割を占める消費を盛り上げる。消費する力がつけば、企業が作った物が売れて業績が上がり、賃金を上げる余力が出てくる。消費を軸とした好循環を回す経済政策に変えていこう。税金を使う側ではなく、働いて税金を払っている側の立場の政治を作り上げる。子どもたちが夢と希望を持って、日本を誇れる世の中にするための戦いだ。(静岡県掛川市で)

増税強行、愚の骨頂…共産・志位委員長

共産党の志位委員長(4日午前、東京都新宿区で)=萩本朋子撮影
共産党の志位委員長(4日午前、東京都新宿区で)=萩本朋子撮影

 「安倍政治にサヨナラ」の審判を下し、国民の誰もが希望を持ち、安心して暮らせる日本をつくる選挙にしていこう。年金の2000万円不足が大きな問題になっているが、問題はそれにとどまらない。マクロ経済スライドによる給付水準の引き下げという大問題がある。この制度の廃止を求めたところ、安倍首相は「ばかげた政策」と拒否し、廃止するためには7兆円の財源が必要だと言った。しかし、今でさえ貧しい年金をマクロ経済スライドでもっと貧しくしてしまうことこそ、ばかげた政策だ。消費税10%を許していいのかも大争点だ。首相は「内需は堅調だから予定通りやる」と言った。これだけ景気悪化の赤信号がともっているのに、増税を強行するというのは愚の骨頂ではないか。(東京都新宿区で)

まず身を切る改革…維新・松井代表

日本維新の会の松井一郎代表(4日午前11時、大阪市中央区で)=川崎公太撮影
日本維新の会の松井一郎代表(4日午前11時、大阪市中央区で)=川崎公太撮影

 大阪では12年間、徹底した改革で生み出した財源で教育無償化を実現した。私立高校の無償化や幼稚園、保育園の無償化を実行している。10月には消費増税が行われるが、政治は結果責任だ。増税しなくても無償化は実現できる。今の時点で増税するというのは、国民に負担を押しつけていく安易な増税だ。増税を止めるために我々に力を持たせていただきたい。年金制度は、抜本的に変えなければ持つはずはない。賦課方式から積み立て方式に見直していくといった大胆な改革が必要だ。東日本大震災で復興増税が始まった時の約束が身を切る改革だ。国会議員の報酬を2割カットしたが、今は元に戻っている。我々は言ったことは守る。まともな政治を、まともな野党を皆さんと作りたい。(大阪市中央区で)

暮らせる年金、設立…社民・吉川幹事長

社民党の吉川幹事長(4日午前、東京都新宿区で)=横山就平撮影
社民党の吉川幹事長(4日午前、東京都新宿区で)=横山就平撮影

 今回の参院選、国民の暮らしの安心と平和がかかった重要な選挙だ。安倍政権のもとで国民の暮らしは壊されてきた。老後に2000万円の資産が必要とする金融庁の報告書は衝撃的だ。政府は年金は100年安心と吹聴しているが、安心だったのは制度が続くことだけだ。暮らせる年金の設立を訴えていく。非正規雇用は300万人増えた。2100万人を超える人が賃金の安い非正規雇用の実態の中で働いている。国が自己責任を言うことは、政治の責任放棄だ。外交では何一つ、結果が出ていない。中東で仮に米国が大きな戦闘に突入した場合、トランプ大統領が自衛隊派遣を求めてくるのは明らかだ。社民党は憲法を守ることを党是としてきた。これからも国会の中で働かせてほしい。(東京都新宿区で)

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672482 0 参院選2019 2019/07/04 14:54:00 2019/09/19 15:39:52 参院選が公示され、党首の第一声に耳を傾ける振る支援者ら(4日午前10時58分、福島市の「あづま果樹園」で)=佐々木紀明撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190704-OYT1I50044-T.jpg?type=thumbnail

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