【詳細版】社民党幹事長・吉川元氏インタビュー

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報道各社によるインタビューで、質問に答える社民党の吉川幹事長(6月27日、衆院第2議員会館で)
報道各社によるインタビューで、質問に答える社民党の吉川幹事長(6月27日、衆院第2議員会館で)

 社民党の吉川幹事長は、参院選(7月21日投開票)を前に、読売新聞など報道各社のインタビューに応じた。発言の詳細は次の通り。

政党存続かけて得票率2%目指す

 ――参院選に臨む方針は。

 暮らし、地方、憲法に危機をもたらしてきた政治の終焉(しゅうえん)に向けた足がかりとなる重要な選挙だ。党にとっては、国政政党として存続できるかどうかの戦いとなる。120万票を獲得し、(公職選挙法上の政党要件となる)得票率2%を超えることが至上命令だ。戦後、社会党が出来て以来、社民党に党名は変更したが、そういう社会民主主義勢力が生き残れるかどうか、そういう戦いだと考えている。

「憲法改正の阻止」焦点

 ――最重視する争点は。

 憲法をしっかりと守ることだ。自民党が結党以来、憲法改正を党是にしているならば、我が党は結党以来、憲法を守るのが党是だ。憲法改正に前向きな勢力に総議員の3分の2を絶対に取らせない。

社会民主党(略称・社民党)は1996年1月、当時の社会党が党大会で党名変更して誕生した。近年、党勢の低迷が続いており、今回の参院選を「党の存亡をかけた戦い」と位置づけている
社会民主党(略称・社民党)は1996年1月、当時の社会党が党大会で党名変更して誕生した。近年、党勢の低迷が続いており、今回の参院選を「党の存亡をかけた戦い」と位置づけている

 安倍政権の下、安全保障法制で集団的自衛権の行使が容認された。中東では非常に緊張が高まっていて、戦争の危機が迫っているのが現状だ。話し合いによって解決しなければいけないし、絶対に戦争にしてはならないが、今の(安倍首相の)外交姿勢では、仮に中東で何かが起こった時に、自衛隊が海外で武力行使に参加しかねない危機的な状況だ。安保法制廃止も争点の一つになる。

アベノミクスは「失敗」

 ――安倍内閣の評価は。

 アベノミクスが失敗だったというのは隠しようのない事実だ。経済が成長したと言われているが、暮らしの中でそう感じている人はほとんどいない。暮らしている人たちの実感と、働いている人たちが今どうなっているのかということをきちんと言わない限り、でたらめな政治だと言わざるを得ない。

 透明性、公平性が非常に毀損(きそん)してしまったし、行政に対する信頼も地に落ちた。原因は、個人の不始末もあるかもしれないが、安倍政権の行政の進め方に根本的な問題がある。安倍首相のお友達を優遇するような政策がまかり通り、内閣人事局で官僚の幹部人事を一元化した。こうしたことがおかしな実態をつくり出している。

我が党だけ、護憲を言い続けてきた

 ――野党共闘についてどう考えるか。

 1人区については鹿児島選挙区は最後まで調整が難航した。残念ながら社民党候補で一本化とはならなかったが、何とか紆余(うよ)曲折を経ながら全ての1人区で野党一本化候補をそろえることが出来た。与党と対峙(たいじ)する姿勢を有権者に示すことが出来たのは一つの大きな成果だろう。しっかり各選挙区で、各野党が足並みをそろえて1人区の勝利を目指して全力を挙げていくことが必要だ。

 ――野党の中でどう差別化を図るのか。

 社会民主主義を標榜(ひょうぼう)するというか、それを中心において作られた政党は我が党だけだ。憲法について、ここまではっきり結党以来、憲法守れと言い続けてきた政党は社民党だけだ。これは他の野党とは違う点だと思うし、そこはしっかり訴えていかなければいけない。

無断転載禁止
673958 0 参院選2019 2019/07/05 12:36:00 2019/09/19 15:39:42 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190705-OYT1I50025-T.jpg?type=thumbnail

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