[ドキュメント 19参院選]自民 改憲の争点化狙う…下村氏奔走 公明冷静、野党応じず

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自民党作成の漫画本を手に、党の憲法改正条文案を説明する同党の下村博文憲法改正推進本部長(5日、名古屋市で)
自民党作成の漫画本を手に、党の憲法改正条文案を説明する同党の下村博文憲法改正推進本部長(5日、名古屋市で)

 自民党は、憲法改正論議の推進の是非を争点化すべく、各地で訴えを強めている。先頭に立つのは、党憲法改正推進本部の下村博文本部長(65)だ。

 「今回は、憲法議論をする政党を選ぶのか、議論に反対する政党を選ぶのか。そういう選挙だ」

 下村氏は5日夜、名古屋市内3か所を駆け足で回った。演説の中心に据えたのは、やはり改憲だ。1か所目の演説会場では8分のうち5分を費やし、「議論もしないのに『反対、反対』では、国会議員はいったい何をやってるのか問われる」と述べ、改憲論議に応じない立憲民主党や共産党などの姿勢をやり玉に挙げた。

 会場では、憲法改正を優しく説明した自民党作成の漫画本も配布した。

 自民党は昨年、憲法9条への自衛隊明記など4項目の改憲条文案をまとめた。先の国会で議論開始を図ったが、立民などの抵抗で条文案の提示すらかなわなかった。党執行部は、立民などを参院選で破ることで「国民のお墨付きを得た」として、国会での改憲論議を加速する戦略を描く。

 ただ、連立を組む公明党との温度差は大きい。山口代表(66)は5日、福岡市のJR博多駅前で19分にわたってマイクを握った。教育無償化や年金問題など話題は多岐にわたったが、憲法には一切、触れなかった。「自公連立政権は6年余り、しっかり連携し、やるべきことを確実に進めてきた」という演説の言葉に、改憲の優先順位は低いという思いがにじんだ。

 多くの野党は「相手の土俵に乗る必要はない」(立民幹部)として、争点化に応じていない。立民や国民民主党の幹部は街頭演説で、ほとんど憲法に触れておらず、自民の思惑通りに運ぶかどうかは不透明だ。

 共産党は、「改憲論議の是非」ではなく「9条改正の是非」という土俵に持ち込む戦略だ。同党の志位委員長(64)は5日、福井市内で「憲法に自衛隊を明記することを許してよいかどうかが本当の争点だ」と声を張り上げた。

無断転載禁止
675434 0 参院選2019 2019/07/06 05:00:00 2019/09/19 15:39:39 自民党が作成した漫画本を手に、党の憲法改正案について説明する自民党の下村博文憲法改正推進本部長(5日、名古屋市で)=草竹敦紀撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190705-OYT1I50078-T.jpg?type=thumbnail

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