[参院選2019]大事な一票 子供も経験…各地で取り組み

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ゆるキャラが「候補」、塗り絵投票…

 幼い頃から選挙を身近に感じてもらおうと、子供に「投票」を経験させる取り組みが広がっている。将来の有権者への啓発に加え、選挙管理委員会には「子供が選挙に興味を持つことで、親が投票所へ足を運ぶきっかけになれば」との期待もある。

 13日午前、新潟市中心部の複合ビルの一角に1台の投票箱が登場した。通常の選挙で使う本物だが、周囲に貼られた県内自治体などのゆるキャラ4体の「候補者」ポスターが異彩を放つ。新潟県明るい選挙推進協議会の体験イベント「子ども投票所」の会場だ。

 小学3年の息子(8)と訪れた新潟市中央区の主婦(39)は「これまでも選挙に連れて行くと、投票をしたい様子だった。将来への貴重な経験になったのでは」と話した。県選管の担当者は「家庭でも政治を身近に感じるきっかけにしてほしい」と語る。

 「18歳選挙権」が導入された2016年6月施行の改正公職選挙法では、投票者と一緒に投票所に入れる子供の範囲が従来の「幼児」から「18歳未満の者」に拡大された。同年7月の参院選について、総務省が18~20歳の有権者に実施した調査では、幼少時に親に連れられて投票所へ行ったことがある若者の63%が「投票に行った」と回答し、親と行ったことがない若者の41・8%を大きく上回った。

 千葉県浦安市では、全ての保育園と幼稚園に6月、県選管のキャラクター「せんきょ君」の塗り絵が配られた。市選管が投票所に子供向けの「投票箱」を置き、色を塗って入れてもらう。市選管の担当者は「塗り絵をきっかけに政治に興味を持ってもらい、将来、家族で投票に来てもらえれば一石二鳥だ」と期待する。

 大阪府松原市は、親子で投票所に来た中学生以下にスタンプラリーを実施。投票所で応募用紙にスタンプを押し、応募箱に入れる。4月の統一地方選でも実施しており、続けて参加すればスタンプが二つになる。

 主権者教育に詳しい明治大の藤井剛特任教授(教育学)は「投票に行かない若者は『時間がかかって面倒』という印象を抱きがちだが、実際は数分で終わる。親子で行けば、子供の投票に対するハードルが下がるし、子供が関心を持てば親も動く」と指摘している。

無断転載禁止
689944 0 参院選2019 2019/07/13 15:00:00 2019/09/19 15:41:27

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