参院選 情勢調査の詳報 選挙区選<3>

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 【広島】2〈13〉自・民主〈16〉自・民

河井 案里45自 新 (元)県議〈公〉

泉  安政66諸 新 労働者党員

玉田 憲勲61無 新 内科医師

高見 篤己67共 新 党県常任委員

加陽 輝実69諸 新 N国党員

森本 真治46無 現《1》(元)広島市議〈立〉〈国〉〈社〉

溝手 顕正76自〈岸〉現《5》(元)防災相〈公〉

 溝手・森本・河井 大激戦

 溝手、森本、河井が三つどもえの激しい接戦を繰り広げている。

 溝手は防災相や三原市長としての経験と実績をアピール。企業や業界団体などを回って組織票を確保する作戦で、自民支持層の5割弱を固めた。給与所得者や商工自営・自由業に強く、いずれも3割弱の支持を集めている。

 自民の2議席独占を阻止したい森本は、立民支持層の7割に浸透しているほか、他の野党支持層からも一定の支持がある。内閣を支持しない層は4割弱まで固めており、政権批判票の受け皿として支持拡大を狙う。

 河井は党幹部や閣僚らから積極的な応援を受けて戦っている。30歳代から3割弱の支持を得るなど、比較的若い世代に強い。唯一の女性候補として、現在は2割強となっている女性票をさらに伸ばしたい考えだ。

 

 【山口】1〈13〉自〈16〉自

林  芳正58自〈岸〉現《4》(元)文部科学相〈公〉

竹本 秀之63無 新 (元)朝日新聞社員

河井美和子56諸 新 幸福実現党員

大内 一也45国 新 党県副代表〈立〉〈共〉〈社〉

 林に幅広い支持

 林が優位に立ち、大内との差を広げている。

 林は農相や文部科学相などを歴任した実績を訴え、自民支持層の8割以上を手堅くまとめた。県外の応援で選挙区を離れることも多いが、県連の全56支部がフル回転する組織戦を展開し、県内の幅広い地域、世代、職業からの支持で安定感を保っている。

 野党統一候補の大内は立民、国民、共産、社民の各野党支持層に一定程度浸透している。ただ、内閣を支持しない層からの支持は4割弱、無党派層は2割弱と伸び悩んでいる。国民幹部も応援に入り、知名度アップに懸命になっている。

 

 【徳島・高知】1〈13〉(徳島)自・(高知)自〈16〉自

石川新一郎65諸 新 N国党員

高野光二郎44自〈麻〉現《1》農林水産政務官〈公〉

松本 顕治35無 新 共産党高知役員

野村 秀邦69無 新 作家

 高野 優位な戦い

 高野が優位に戦いを進めている。

 高野は13年参院選で、合区前の高知選挙区から出馬して初当選した。党の公認調整が昨年12月までかかったが、その後は組織力を発揮し、自民支持層を7割強まで固めた。農林水産業の5割弱が支持しているほか、幅広い年齢層に浸透している。

 松本は、野党統一候補として戦うため共産公認から無所属となった。共産支持層からは7割弱の支持を集めているが、立民支持層は5割弱にとどまる。内閣を支持しない層の4割強は投票先を決めておらず、松本は政権批判票の受け皿になりきれていない。

 

 【香川】1〈13〉自〈16〉自

尾田美和子46無 新 伝統工芸普及業〈立〉〈国〉〈社〉

三宅 伸吾57自 現《1》党国際局次長〈公〉

田中 邦明46諸 新 N国党員

 三宅を尾田が追う

 三宅が先行し、尾田が追いかける展開となっている。三宅は自民支持層の8割弱ほか、内閣支持層の7割弱を固めた。推薦を受けた企業・団体を精力的に回っており、給与所得者や商工自営・自由業はいずれも5割前後に浸透する。街頭演説などでは経済や外交、教育政策を訴えて支持拡大を図っている。

 野党統一候補の尾田は、立候補表明が4月末と出遅れたが、連合香川がフル回転して支える。政権批判票に照準を定め、立民、国民支持層の7割強を固めたほか、無党派層からも3割強の支持を集めている。都市部での支持ではやや水をあけられている。

 

 【愛媛】1〈13〉自〈16〉自

らくさぶろう54自 新 タレント〈公〉

永江 孝子59無 新 (元)衆院議員

椋本  薫45諸 新 N国党員

 永江 政権批判票集める

 先行する永江を、らくさぶろうが懸命に追い上げている。野党統一候補の永江は16年参院選で落選したが、その後に県内全20市町に築いた後援会組織が今回の選挙戦の基盤となっている。立民支持層の9割弱を固めたほか、内閣を支持しない層からも7割強の支持を集め、政権批判票をまとめつつある。

 らくさぶろうは、公認を得たのが2月と出遅れた。地元国会議員らの全面的な支援を受けるが、自民支持層の6割弱しか固めきれていない。地元タレントとしての知名度を生かしたい考えだが、無党派層からの支持は1割に満たず、永江に後れを取っている。

 

 【福岡】3〈13〉自・民主〈16〉民・自・公

春田久美子52国 新 弁護士

川口 尚宏50諸 新 N国党員

河野 祥子39共 新 (元)直方市議

浜武 振一53諸 新 オリーブ党役員

下野 六太55公 新 (元)中学校教諭〈自〉

本藤 昭子77諸 新 安楽会党員

野田 国義61立(民)現《1》(元)参国交委員長〈社〉

江夏 正敏51諸 新 幸福実現党役員

松山 政司60自〈岸〉現《3》(元)1億総活躍相

 松山に野田・下野続く

 松山が頭一つ抜け出し、残る議席争いは野田と下野がややリードする展開だ。

 松山は県農政連などの推薦を受け、農林水産業の5割弱の支持を集めた。保守分裂となった春の知事選の余波が懸念されたが、1億総活躍相などを務めた実績を強調し、自民支持層の7割弱を確保した。70万票の得票目標を掲げ、衆院小選挙区ごとに国会議員らが票固めを進めている。

 野田は、年金制度の見直しなどを訴え、立民支持層の7割弱をまとめた。ただ、内閣を支持しない層からの支持は3割弱にとどまる。野党候補の乱立で政権批判票を分け合う構図が響いている。下野は徹底した組織戦を展開し、公明支持層の9割強を固めた。安倍首相も応援に入ってテコ入れを図っている。公明は16年参院選で24年ぶりに福岡選挙区での議席を得ており、勢いを維持したい考えだ。無党派層は6割以上が投票先を決めておらず、浮動票の争奪戦が激しくなりそうだ。

 

 【佐賀】1〈13〉自〈16〉自

山下 雄平39自〈竹〉現《1》(元)内閣府政務官〈公〉

犬塚 直史64国 元《1》党県副代表〈立〉〈社〉

 山下 堅調な戦い

 山下が堅調にリードしている。小泉進次郎氏ら知名度の高い自民党所属議員の応援を受けて県内全域で支持を伸ばしており、自民支持層は9割弱を固めた。内閣支持層の約8割のほか、内閣を支持しない層からも約2割の支持がある。県農政協議会から推薦を受け、農林水産業は約6割が支持している。

 野党統一候補の犬塚は、国民支持層の大半に加え、立民支持層の9割弱を固めた。内閣不支持層からの支持は5割強で、政権批判票の掘り起こしを急いでいる。佐賀に地盤を持たない落下傘候補でもあり、知名度不足の克服が課題だ。

 

 【長崎】1〈13〉自〈16〉自

古賀友一郎51自〈岸〉現《1》総務政務官〈公〉

白川 鮎美39国 新 党県副代表〈立〉〈社〉

神谷幸太郎43諸 新 N国党員

 古賀 分裂不安拭う

 古賀が安定した戦い。県議会の自民系会派が分裂していることから結束を疑問視する声もあったが、自民支持層は8割弱を固めており、ひとまず不安を拭った形だ。街頭演説などではアベノミクスの地方への波及などを訴える。大票田である長崎市では、他候補を抑えて4割強の支持を集めている。

 白川は、野党統一候補として立民支持層の7割強をはじめ国民、共産、社民の各党支持層に浸透する一方、無党派層からの支持は3割強と伸び悩んでいる。内閣を支持しない層からの支持も5割に届かず、連合長崎と連携して政権批判票の上積みを目指す。

 

 【熊本】1〈13〉自〈16〉自

馬場 成志54自〈岸〉現《1》(元)厚労政務官〈公〉

阿部 広美52無 新 弁護士〈共〉〈社〉

最勝寺辰也38諸 新 N国党員

 馬場 全域で支持

 馬場が着実な選挙戦を展開し、優勢だ。

 馬場は、熊本地震からの復興で生活再建を進めてきた実績を強調し、内閣支持層の7割弱を固めた。自民支持層は8割弱が馬場を支持しており、公明支持層にも一定の浸透を見せる。県議会議長を務めた経験から県政界に影響力を持ち、地方議員らを総動員した選挙戦を展開。県内全域で支持を集めている。

 阿部は、16年参院選に続く挑戦。野党統一候補として臨み、立民支持層の6割強を固めるなど各野党支持層に浸透する。3割弱の支持にとどまっている無党派層を含めた政権批判票の掘り起こしが課題だ。

 

 【大分】1〈13〉自〈16〉民

礒崎 陽輔61自〈細〉現《2》(元)農水副大臣〈公〉

安達  澄49無 新 観光会社役員〈立〉〈国〉〈社〉

牧原慶一郎41諸 新 N国党員

 礒崎と安達 横一線

 礒崎と安達による横一線のデッドヒートだ。

 礒崎は2期12年の実績を強調している。閣僚や党幹部らも積極的に応援に入り、自民支持層の約8割を固めた。合同演説会などで二人三脚の戦いを展開する公明の支持層にも浸透している。商工自営・自由業からの支持が約5割と強みをみせる。

 安達は、連合大分傘下の各労組への浸透を図り、立民、社民支持層の8割弱をはじめ野党各党の支持層を手堅くまとめている。内閣を支持しない層は5割強を取り込んだ。都市部での街頭演説に重点を置き、無党派層の4割弱にも支持を広げている。

 

 【宮崎】1〈13〉自〈16〉自

長峯  誠49自〈細〉現《1》(元)財務政務官〈公〉

河野 一郎59諸 新 幸福実現党員

園生 裕造41立 新 税理士〈国〉〈社〉

 長峯 農林水産業支持厚く

 長峯が優勢だ。地方議員に加え、県内全26市町村に張り巡らせた後援会組織がフル稼働しており、自民支持層は9割弱を固めた。県内の有力政治団体「県農民連盟」からも推薦を取り付け、農林水産業の8割以上から支持を集めてリードしている。無党派層からの支持も4割弱と順調に伸びている。

 野党統一候補の園生は、立民支持層の7割強を固めた。野党各党の支持層にも一定程度浸透するが、内閣を支持しない層からの支持は4割弱にとどまる。町村部では比較的健闘しているが、立候補表明が公示1か月前と出遅れたことによる知名度不足が課題だ。

 

 【鹿児島】1〈13〉自〈16〉自

前田 終止71無 新 (元)霧島市長

合原 千尋39無 新 行政書士〈国〉

尾辻 秀久78自〈竹〉現《5》(元)参院副議長〈公〉

 尾辻 2氏引き離す

 優位に立つ尾辻が、合原と前田を引き離している。尾辻は厚生労働相を務めた実績から、年金問題など社会保障政策への精通をアピールしている。400超の団体から推薦を得ており、自民支持層の7割弱を固めた。内閣支持層も7割弱を手堅くまとめている。

 野党統一候補の合原は、連合鹿児島の全面支援を受けている。立民支持層からの支持は6割弱を確保したが、内閣を支持しない層への浸透は約4割と伸び悩む。約5割が投票先を決めていない無党派層の取り込みがカギだ。前田は前霧島市長としての手腕を強調するが、町村部などで苦戦している。

 

 【沖縄】1〈13〉諸〈16〉無

安里 繁信49自 新 (元)日本JC会頭〈公〉

高良 鉄美65無 新 (元)大学教授

磯山 秀夫72諸 新 N国党員

玉利 朝輝60無 新 飲食業

 高良が一歩先行

 高良が一歩先を行き、安里が追い上げを図っている。高良は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を訴え、立民支持層の9割弱のほか国民、共産、社民の野党各党の支持層からも安定した支持を得る。一部保守系地方議員も支援に動いており、無党派層からの支持も4割強と他候補をリードしている。

 安里は、辺野古移設への是非は明示せず、日本青年会議所会頭などを務めた経歴を生かして経済振興を中心に訴える。自民支持層の7割強を固めたほか、公明支持層にも浸透している。内閣支持層の約7割もまとめた。若い世代の支持では健闘を見せている。

 比例選の情勢分析はこちら

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691356 0 参院選2019 2019/07/15 05:00:00 2019/09/19 15:41:14

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