[街角で 参院選2019]<浅草・雷門>観光客も地元も笑顔に

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浅草・雷門の前で観光振興について語る冨士滋美さん(14日正午)
浅草・雷門の前で観光振興について語る冨士滋美さん(14日正午)

 東京・浅草の仲見世商店街は、朝から英語や中国語が飛び交っていた。

 「世界がここ雷門に凝縮された感じ」。浅草観光連盟の冨士滋美会長(70)は話す。商店街でせんべいなどの菓子販売店を営む。

 以前は中国人観光客が多かったが、今では世界中から集まる。棚ごと「爆買い」する人もいる。イスラム教徒向けにアルコールを使わない「ハラールせんべい」も用意した。

 だが、不満もある。「大きなスーツケースを抱えて駅の階段を上る外国人観光客や、道路をふさいで止まる大型観光バスは日常の光景だ。渋滞が起き、住民の通行の妨げになっている」と苦い表情を浮かべる。駐車スペースの確保などを行政に求めてきたが、不十分だという。「国は観光客の誘致に力を入れるが、観光客と地元の双方のことを考えた環境整備を政策として検討してほしい」と訴える。

      ◎

 雷門前では、人力車の車夫が観光客に声をかけていた。11年間、車夫をしている男性(36)は「下町ブームで日本人客も増えた」と話す。ただ、街の安全も気になるという。雷門周辺は、時に身動きが取れないほど人が密集する。「浅草寺は日本のシンボル。テロの標的になり得るし、事件が起きれば大きな被害が免れない。東京五輪を控え、安全対策をしっかり議論してほしい」と話す。

      ◎

 浅草で話題の特大チキンを食べに来たという東京都世田谷区の大学1年の女性(18)は、今回の参院選が初めての国政選挙だという。「就職を考え始めたが、幼稚園の先生をしている親戚からはハードな勤務の割に給与が少ないと聞いた。労働に見合った賃金がちゃんともらえる社会にしてほしい」と話し、「政治に主体的に関わらないと、結局は自分のためにならない。投票は必ず行きます」と明るく笑った。

      ◇

 参院選の投票日を前に、様々な街で声を聞いた。

無断転載禁止
692947 0 参院選2019 2019/07/16 15:00:00 2019/09/19 15:41:12 参院選連載「街角から」用、浅草仲見世商店街の冨士滋美理事長(14日午後0時1分)=園田寛志郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190716-OYT1I50035-T.jpg?type=thumbnail

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