自民派閥 拡大へ奔走…参院選あす投票 内閣改造・党人事にらむ

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自民党候補の集会に参加する自民党の二階幹事長(19日、群馬県館林市で)
自民党候補の集会に参加する自民党の二階幹事長(19日、群馬県館林市で)

 21日投開票の参院選では、自民党各派による勢力争いも熱を帯びている。選挙後の内閣改造や党人事をにらみ、数を積み増すことで影響力を強める狙いがある。

 

 ■新人囲い込み

 19日夜、群馬県館林市で開かれた自民党新人候補の集会に、二階派(43人)を率いる二階幹事長が姿を見せた。

 二階氏は「たくさんの票を集めてあげてほしい」と聴衆に訴えた。群馬のように自民党が金城湯池とする選挙区を、幹事長が選挙戦終盤に訪れるのは異例だ。二階派幹部は「当選後にうちの派閥に入ってもらうためだ」と解説する。

 拡大路線を進める同派は、今回も新人の囲い込みに力を入れている。立候補した現職は3人だけだが、新人7人と民主党出身の元参院議員1人の計8人に、当選後の入会を働きかけている。派閥議員に担当選挙区を割り当てて現地入りさせるなど、てこ入れを強めている。

 

 ■数の力

 安倍首相(自民党総裁)の出身派閥である細田派(97人)は新人3人と前参院議員1人の計4人、竹下派(54人)には新人4人がそれぞれ当選後に入会する見込みだ。

 各派が勢力拡大に走るのは、内閣改造や党人事で、依然として「数の力」が有効だからだ。二階氏は幹事長続投に意欲的だとされ、二階派幹部は「首相に続投を認めてもらえるよう、勢力を拡大したい」と意気込む。

 「ポスト安倍」の有力候補たちにとっては、今回の参院選で自派の勢力を維持・拡大させられるかどうかが、次期総裁選に向けた試金石となる。

 

 ■試練

 試練を迎えているのが、「ポスト安倍」の筆頭格とされる岸田政調会長だ。岸田氏が率いる岸田派(49人)からは選挙区選に現職9人が出馬したが、このうち秋田、山形、滋賀の3選挙区が接戦となっている。

 「参院選の結果は派内はおろか、党内の求心力にも関わる」(同派中堅)。岸田氏は公示後、秋田、滋賀に2回ずつ入ったほか、20日には2回目の山形入りも予定し、3選挙区での勝利にこだわりを見せている。岸田氏は19日、秋田市での街頭演説で「どっちが勝つか分からない。何としても勝たせてほしい」と声を張り上げた。

 石破派(19人)会長の石破茂・元幹事長は昨年9月の党総裁選で支援を受けた竹下派議員の応援に励んでいる。次期総裁選の布石としたい考えだが、当選後に入会が見通される新人はゼロ。派内からは「勢力拡大に注力すべきだ」(中堅)との声も出ている。

無断転載禁止
699590 0 参院選2019 2019/07/20 05:00:00 2019/09/19 15:44:10 あいさつする自民党の二階幹事長(19日午後7時38分、群馬県館林市で)=小野健太郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190719-OYT1I50080-T.jpg?type=thumbnail

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