[街角で 参院選2019]<臨海・江東区>「おもてなし」後押しして

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五輪を楽しみにするつくだ煮店「佃宝」社長の水谷秀子さん(19日、東京都江東区で)
五輪を楽しみにするつくだ煮店「佃宝」社長の水谷秀子さん(19日、東京都江東区で)

 「昔は街灯すらなく、砂利が広がる“陸の孤島”だった。今じゃ空がこんなに狭くなっちゃって」。東京・臨海部に林立する高層マンション群を見上げ、江東区東雲しののめの老舗つくだ煮店「佃宝つくほう」の社長・水谷秀子さん(81)は笑った。

 1957年に夫・豊夫さんが創業し、約60年間、無添加にこだわったアサリや昆布のつくだ煮を食卓に届けてきた。「マンションに住む若い家族もよく買いに来る」というが、10月に予定される消費増税が気がかりだ。「お客さんは価格に敏感。なんとかならない?」

 とは言いながら、近くで多くの競技が行われる来年の東京五輪・パラリンピックが心配を吹き飛ばしてくれると信じている。「外国人でもおいしく食べられるつくだ煮を考案中。観戦に来た外国人客をおもてなしするのが今の私の夢なの」

     ◎

 豊洲駅近くの広場にいたパート従業員国師こくし英里子さん(31)は3歳児の子育て中。「次々と新しい商業施設もできて、変化がおもしろい」と街の魅力を語る。

 ただ、子育て世代の増加で、区内の0~14歳の人口は20年前と比べ約1・6倍の6万6878人(2019年)に膨れあがった。国師さんは「保育所を探すのが大変だった」と振り返り、「子どもの居場所の奪い合いのような今の子育て環境を変えてほしい」と訴える。

     ◎

 昨年10月に開場した豊洲市場。「こんなに多くの外国人客がいるとは」と、初めて訪れた川崎市中原区の自営業田辺義徳さん(54)はびっくりした様子だ。64年の前回東京五輪の年に生まれ、来年の五輪が待ち遠しい。「大会期間中はもっと多くの外国人が来る。顔認証など新技術をうまく使って安全を確保しながら、『豊洲』の魅力を世界に発信してほしい」(おわり)

無断転載禁止
700107 0 参院選2019 2019/07/20 15:00:00 2019/09/19 15:44:07 東京臨海部にある佃煮屋「佃宝」の水谷秀子社長インタビュー(19日、東京都江東区東雲で)=園田寛志郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190720-OYT1I50035-T.jpg?type=thumbnail

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