[参院選2019]耳傾ける有権者、安心の暮らし託す1票

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党首らの最後の訴えを聞くため、集まった多くの有権者たち(20日午後7時18分、東京都内で)=守谷遼平撮影
党首らの最後の訴えを聞くため、集まった多くの有権者たち(20日午後7時18分、東京都内で)=守谷遼平撮影

 参院選の選挙戦最終日となった20日、各党の党首たちは全国各地で街頭に立ち、支持を求めて声を振り絞った。17日間の論戦に、どのような判断が下されるのか。1票を託す有権者は党首らの最後の訴えに耳を傾けた。

 

経済政策 期待や注文

 ■与党は東京

 蒸し暑さに包まれた東京都千代田区のJR秋葉原駅前。安倍首相(自民党総裁)が午後7時半過ぎ、姿を見せた。若い世代を含めた大勢の聴衆を前に、「就職率は過去最高になった。若い皆さんが自分たちの手で未来をつかみ取ることができる社会を作り上げた」と強調した。

 千葉県市川市の会社員(47)は「安倍首相は国益を考え、様々な国と良好な関係を築けている。好調な対米関係を維持できれば、日本の景気はさらに良くなるはず」と期待を寄せた。一方、東京都小平市の大学1年生(18)は、「自民党はアベノミクスの成果を強調するが、僕らの世代で効果を感じる場面はほとんどない」と話した。

 安倍首相の演説中にはヤジが飛び、他の聴衆が「安倍さん頑張って」などと大声を上げる場面もあった。

 墨田区のJR錦糸町駅前を最後の訴えに選んだのは公明党の山口代表。水色のワイシャツ姿でマイクを握り、「政治の安定を担う公明党を政治の真ん中に押し上げてほしい。無責任な政党や口先だけの政治家に負けることは出来ない」と「実績」を訴えた。

 江東区の住民(69)は「各党、各候補者が子育てや働く世代に対する施策を訴え、独自の政策が見えづらい。高齢者なので、このまま安定した生活が送れるよう、暮らしを重視する政党に1票を投じたい」と話した。

 

子育て、年金 見極め

 ■野党は西日本

 立憲民主党の枝野代表が最後に向かったのは激戦の兵庫県。神戸市中央区のJR元町駅前で「仕事と子育ての両立に苦しむ世代の皆さんに政治がしっかりと顔を向けているのか。自分らしく生きられる社会をどうつくるかが求められている」と訴えた。

 結婚を機に仕事を辞めた兵庫県洲本市の主婦(29)は「子どもを保育所に入れられず、今は再就職をあきらめている。女性が地方でも活躍できる環境を充実させてくれる候補者に入れたい」と話した。

 国民民主党の玉木代表は広島市の中心街で「みなさんの暮らしを守る。働く人に光をあてる政治に変えよう」と声を張り上げた。

 広島市中区の女性会社員(36)は10月の消費増税を控え、財布のひもが固くなっているという。「税金の使い道を透明化し、教育や医療の分野に手厚く配分してくれる人に投票したい」と語った。

 共産党の志位委員長は、大阪市のJR天王寺駅前で「年金を削る仕組みが大問題。安心の年金制度を作ろう」と主張。大阪市住吉区のパート従業員(64)は「いつ病気で大きな出費が必要になるかわからない。安心できる年金制度を考えてくれる人を選びたい」と話した。

 日本維新の会の松井代表は、大阪・難波の百貨店前で午後7時半頃から街頭演説。「政治家の厚遇を見直し、永田町のゆるんだところにメスを入れる」と、「身を切る改革」を強調した。

 大阪市西淀川区の会社員(49)は「行財政改革など消費増税以外にも選択肢はないのか考えながら投票したい」と話した。

 社民党の吉川幹事長は雨が降る大分市中心部で「みんなが一丸となって前に進んできた。まだ時間は残っている」と訴えた。大分市の主婦(70)は「安倍政権にものを言える政党として、私たちの生活や憲法9条を守ってほしい」と話した。

 違反 8人逮捕

 警察庁は20日、参院選選挙違反の全国の取り締まり状況を発表した。19日現在、ポスターを破るなどした自由妨害容疑で計8人を逮捕した。発表によると、文書違反などの警告は1168件。2016年の前回参院選の同時期に比べて693件少なかった。インターネットを使った違反は17件だった。

無断転載禁止
701112 0 参院選2019 2019/07/21 05:00:00 2019/09/19 15:44:04 候補者の最後のお願いや、党首の訴えを聞くため、秋葉原駅前に集まった有権者ら(20日午後7時18分、東京都千代田区で)=守谷遼平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190721-OYT1I50026-T.jpg?type=thumbnail

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