与党勝利、改選過半数…1人区は自民22勝10敗

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笑顔でインタビューに答える安倍首相(21日午後10時18分、自民党本部で)=泉祥平撮影
笑顔でインタビューに答える安倍首相(21日午後10時18分、自民党本部で)=泉祥平撮影

 第25回参院選は21日、投開票が行われた。自民、公明の与党は堅調に議席を伸ばし、改選定数124の過半数である63議席を超えた。国政選で6連勝を果たした安倍首相(自民党総裁)は、政権への信任を得たとして消費増税や憲法改正論議などに取り組む。立憲民主党は改選9議席を上回る17議席を確保した。

 全国に32ある改選定数1の「1人区」では自民党22勝、野党統一候補10勝で自民党が野党に差をつけた。首相は21日夜、NHKの番組で「安定した政治基盤のもとに、しっかりと政策を進めていけという判断を(有権者に)していただいた」と述べた。

 首相は2021年9月に自民党総裁としての任期満了を迎える。今回の参院選後は、衆院解散・総選挙に打って出られそうな時期が限られるため、党内ではレームダック(死に体)化を懸念する声もあった。

 首相は今回の参院選の勝敗ラインを、非改選の70議席を含め定数245の過半数(123)に設定した。これを上回り、自民党の二階幹事長らが設定した、より厳しい目標の「与党で改選過半数」にも達したことから、求心力を維持するとみられる。

 ただ、今回選挙の結果、自民党は参院での単独過半数を3年ぶりに失った。自民党の非改選議員は56人で、単独過半数を維持するには67議席必要だった。首相は、連立を組む公明党に、より配慮した政権運営を余儀なくされる。

 与党と憲法改正に前向きな日本維新の会、無所属議員を含む勢力で、国会発議に必要な定数の3分の2(164)以上を維持できるかどうかも注目された。この場合、与党と改憲勢力で計85議席必要だったが、届かなかった。

 選挙の主な争点は年金制度、消費増税、憲法改正だった。野党は低年金者に対する給付金を与党の提案より手厚くすることや、年金給付の伸び率を抑制するマクロ経済スライドの見直しを求めたほか、政府が10月に予定する消費増税への反対で足並みをそろえた。しかし、大きな支持を得るには至らなかった。

 野党では、次期衆院選でも共闘を継続するかどうかが議論になりそうだ。立民と国民民主、共産、社民の4野党は今回、1人区の全てで候補者を一本化し、16年参院選の結果と同じ「11勝」を目標としたものの、かなわなかったためだ。

 民進党から分裂した立民と国民の動向も焦点となる。野党第1党の地位を固めた立民に比べ、苦戦を余儀なくされた国民は、党勢立て直しが急務となる。諸派では、れいわ新選組が比例選で2議席を獲得した。

 今回の参院選は改選定数が3(選挙区選1、比例選2)増えて、選挙区選74、比例選50で争われた。非改選の121議席と合わせ、選挙後の参院定数は245(同147、同98)になる。比例選では、届け出党派の得票に応じて配分される議席の範囲内で優先的に当選できる「特定枠」も導入された。自民党と、れいわなどが特定枠を使った。

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701835 0 参院選2019 2019/07/22 02:40:00 2019/09/19 15:46:15 報道各社のインタビューに答える安倍首相(21日午後10時18分、自民党本部で)=泉祥平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190722-OYT1I50016-T.jpg?type=thumbnail

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