国民、静岡で立民退ける…長野・愛知にも議席
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国民民主党は、昨年5月の結党以来初の本格的な国政選挙となった参院選で、改選8議席の死守を目標に掲げ、家計や地域に寄り添う政治を訴えたが、改選議席を維持できなかった。
選挙区選では、長野(改選定数1)、静岡(同2)、愛知(同4)の3選挙区で現職が議席を獲得した。榛葉賀津也氏が出馬した静岡では、立憲民主党も新人候補を擁立し、野党候補同士がつぶし合う激しい選挙戦が展開された。参院選後の野党連携に影響を及ぼす可能性もある。
玉木代表は21日夜、NHKの番組で、広島(同2)などで支援に力を注いだ無所属候補が勝利したことを踏まえ、「我々が擁立を主導した国民民主系の候補も当選しているので、一定の土台を築けた」と語った。
選挙戦では、「アベノミクスの恩恵が届いていない人が多い」とし、児童手当や低所得の年金生活者への支援の拡大など「家計第一」の経済政策へ転換する必要性を強調した。政党支持率が1%前後に低迷する中、自由党と合併し、自民、民主両党で要職を歴任した小沢一郎氏を総合選挙対策本部長相談役に起用したが、党勢を拡大できなかった。
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