「忖度政治」とやゆされ、塚田さん失言の傷深く

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敗戦の弁を述べる塚田さん(21日午後10時50分、新潟市中央区で)
敗戦の弁を述べる塚田さん(21日午後10時50分、新潟市中央区で)

 3選を目指した塚田一郎さんの落選が決まると、新潟市中央区のホテルの会場に集まった自民、公明両党関係者や支持者からはため息が漏れた。塚田さんは重い足取りで会場入りし、「議席を守り切ることができなかったのはひとえに私の責任」と敗戦の弁を述べ、深く頭を下げた。その後、「引き続き、愛する新潟のために努力したい。大勢の皆様から今日までお支えいただいたことに心から感謝を申し上げます」と話した。

 今回の参院選は、野党の候補者選考が難航したことから、塚田さんが有利になるとみられていた。しかし、4月に安倍首相らに「忖度そんたくした」と発言したことに、党内や支持基盤である建設業界から批判の声が上がり、一転して苦しい立場に立たされた。約2か月間、おわび行脚を重ねたが、野党陣営からは「忖度政治」とやゆされ、政権批判の格好の材料となってしまった。

 選挙戦では、2期12年の実績や、北朝鮮の拉致問題の早期解決に向けて、長年取り組んできたことをアピール。公示直前に村上市が震度6強の地震に見舞われたため、自公政権が重視する防災対策も掲げたが及ばなかった。

 安倍首相、菅官房長官ら政府・与党の重鎮が続々と応援に駆けつけるなど組織力を見せつけたが、失言の傷は深かった。地元出身者であることを強調し、「新潟のために活動できるのは新潟生まれ、新潟育ちの自分しかいない」と訴えたが、有権者には響かなかった。

 昨年の知事選、新潟市長選では自民系候補が野党統一候補を破ったが、塚田さんの敗北で、自民は初めて、参院選新潟選挙区の議席がゼロになった。

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702230 0 参院選2019 2019/07/22 10:38:00 2019/09/19 15:45:54 敗戦の弁を述べる塚田さん(7月21日午後10時50分、新潟市中央区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190722-OYT1I50044-T.jpg?type=thumbnail

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