女性当選数、地域に差…東京3人・九州ゼロ

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 参院選では当選者124人のうち女性が28人で、過去最多だった2016年の参院選と並んだ。東京、神奈川、大阪選挙区では改選定数の半数が女性となったが、九州はすべて男性が占めるなど、地域による違いもあった。

「制度変わる期待」

 東京選挙区では、改選定数6のうち3議席を女性が獲得した。同選挙区で女性3人の当選は過去最多だ。

 再選した共産党の吉良佳子さん(36)は22日午後、東京・新宿駅西口で演説し、「十人十色の人生に寄り添い、支える政治を実現する」と語った。選挙期間中は、就職活動中の女子学生らが受ける「就活セクハラ」の解決も掲げた。報道陣に対し、「単純に女性かどうかだけでなく、女性の声を届ける議員が増えることが大事」と強調した。

 演説に耳を傾けていた練馬区の会社員の女性(24)は「国会に女性が増えることで制度も変わる。セクハラや性暴力の問題を訴えた女性候補の当選は希望につながる」と期待した。

 大阪選挙区でも改選定数4の半数にあたる2人の女性が当選。トップ当選した日本維新の会新人の梅村みずほさん(40)は22日、大阪市内で記者団に「(選挙は)体力的にも精神的にも大変ハードだと実感し、女性の参入は本当に厳しいと感じた。今後、多くの女性が国会に行けるよう、議論したい」と語った。

秋田、愛媛で初

 今回の参院選では、45選挙区のうち32選挙区で女性が立候補。14選挙区で女性が当選し、このうち秋田、宮城など7選挙区は改選定数1の「1人区」だった。全国32の1人区のうち、19で女性が立候補していた。

 九州では4選挙区で女性が立候補したが、すべて落選した。自民党が擁立したのはいずれも現職の男性で、組織力や知名度の差をはね返せなかった。長崎選挙区(改選定数1)で敗れた国民民主党の白川鮎美さん(39)は22日朝、「知名度不足だった。『女性の可能性にかけてみよう』という有権者の思いもまだまだ低いように感じた」と語った。

 参議院によると、今回の選挙前、選挙区で女性の参院議員を一度も出していない県は岩手や奈良、鹿児島など13県(島根と合区の鳥取を含む)だった。今回、秋田と愛媛で初めて女性が当選した。

 「市川房枝記念会女性と政治センター」(東京)の久保公子理事長は、東京などで女性が半数となったことについて、「都市部では企業などで活躍する女性が身近にいるので、女性の政界進出を歓迎する意識が広がっているのではないか。女性の議員が誕生していない地方でも、志をもった女性を応援する意識を高めることを望みたい」と話した。

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703492 0 参院選2019 2019/07/23 05:00:00 2019/09/19 15:45:45 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190723-OYT1I50007-T.jpg?type=thumbnail

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