連合「小さなコップの中での争い」…野党分裂に苦言

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 今回の参院選で、旧民進党から分裂した立憲民主党と国民民主党の獲得議席の合計が2016年参院選での旧民進党の獲得議席を下回り、反転攻勢のきっかけをつかめなかった。無所属議員を引き抜く動きも出ており、野党内の主導権争いが今後も続く見通しだ。

 参院選で立民は17議席を獲得し、改選前の9議席からほぼ倍増させた一方、国民は改選前の8議席から6議席に減らした。立民の福山幹事長は22日、国会内で記者団に「立民は議席を増やした。期待を受け止め、安倍政権に対峙たいじしていきたい」と参院選の結果を総括した。

 立民、国民ともに旧民主党、旧民進党の流れをくんでいる。17年衆院選をきっかけとして旧民進党が分裂し、一部が立民の結党に参加した。その後、18年に国民が結党された。

 民進党が16年参院選で獲得したのは32議席。今回の参院選で立民、国民の議席に両党が擁立を主導した無所属当選者を加えても、合計は31議席にとどまる。

 野党の再結集に前向きな国民内からは、「物足りない」(幹部)との声が上がる。野党分裂に苦慮している連合幹部も「小さなコップの中で争っているだけ。野党が大きな固まりにならなければ、政権交代の期待も生まれない」と苦々しく語る。

 今回の参院選の結果を受け、国民は野党の再結集を前提とした連携に前向きだが、立民は否定的だ。国民の玉木代表は22日、「このままの体制で衆院選を迎えるのがいいかどうか、総括したうえで野党間で話し合う必要がある」と述べた。一方、立民の枝野代表は21日の記者会見で「政党と政党の合併にはくみしない」と語った。

 立民幹部は国民会派入りが見込まれる無所属当選者について「引き抜きの余地がある人もいる」と語っており、今後は無所属当選者の入党や会派入りをめぐる激しいつばぜり合いも予想される。

 立民、国民両党には勢力拡大に向け、新たに議席を獲得した「れいわ新選組」に期待する動きもある。枝野氏は「様々なところで連携できればありがたい」と述べた。玉木氏もれいわの山本太郎代表について、「元々同じ会派のメンバーだった」と秋波を送った。

 ただ、消費税の廃止を掲げているれいわと立民、国民両党とは政策面で開きがあり、連携がスムーズにいくかどうかは不透明だ。

組織内候補落選「断腸の思いだ」…連合会長

 連合の神津里季生りきお会長は22日の記者会見で、連合傘下の産業別労働組合(産別)が参院選で擁立した組織内候補10人のうち2人が落選したことについて、「断腸の思いだ」と述べた。組織内候補は今回、立憲民主、国民民主両党に分かれて出馬した。

 会見に先立ち、神津氏は立民の枝野、国民の玉木両代表と個別に会談した。神津氏は両代表に対し、「今のような(野党の)モードでずるずるいくわけにはいかない」と注文を付けたという。

無断転載禁止
703495 0 参院選2019 2019/07/23 05:00:00 2019/09/19 15:45:45 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190723-OYT1I50008-T.jpg?type=thumbnail

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