[参院選2022 Q&A]選挙協力とは?…競合回避 政党間で支援
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Q 選挙協力とは。
A 政党同士が互いに支援しあうことだ。例えば、同一の選挙区で競合しないよう、一つの政党の候補に一本化し、他の政党が支援する。連立政権を組んでいたり、国会運営で協力していたりする政党同士が行うことが多い。
Q 連立政権を組んでいる自民、公明両党はどのような協力をしているのか。
A 候補を互いに推薦しあっている。過去2回の参院選で、両党本部が主導して合意文書を交わし、全国一律で推薦しあう「相互推薦」を実施してきた。改選定数1の「1人区」では公明が自民候補を推薦する一方、複数区では自民が公明候補を推薦する仕組みだ。
Q 今回も実施するのか。
A これまでの仕組みの相互推薦を見送った。かわりに地方組織に選挙区ごとの協議を委ねる形にした。公明が比例選で自民から十分な選挙協力が得られていないと不満を抱いていることなどが背景にある。
Q 野党はどのような協力をしているのか。
A 1人区を中心に候補を一本化した。立憲民主党の候補が出馬して社民党が推薦するケースもあれば、無所属候補を立民、国民民主、社民各党が推薦する例もある。ただ、他の野党からの党本部レベルでの推薦がないケースもあるほか、そもそも一本化に至らなかった選挙区も多い。自公に比べると協力の度合いは弱いといえそうだ。