世界の核弾頭数「1万2720発」 被爆国、外交努力もっと…数字で見る参院選2022

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長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA)中村桂子准教授(49)

長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA)准教授の中村桂子さん
長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA)准教授の中村桂子さん

 2013年に当センターが調査を始めて以後、核弾頭の総数は減少を続けています。しかし、実態は核大国の米露が解体待ちの核弾頭を中心に減らしているだけで、中国やインド、北朝鮮などは増やしています。小型化や高性能化など質的な強化を進めていることも大きな問題です。

 ロシアがウクライナを侵略し、プーチン大統領が核兵器使用を示唆したことは、核を巡って二極化する意見の隔たりをさらに際立たせました。一つは核抑止力を重視する立場、もう一つは核兵器を早く廃絶しなくてはならないという立場です。核の脅しは双方の意見の補強材料になっています。

 核使用の危機感が高まる今、私たちは未来を占う分岐点に立っています。多くの人が不安を感じるのも当然です。政府は防衛力の強化を掲げますが、私は「終わりなき軍拡競争」の入り口となることを危惧しています。政治に携わる人には真剣に安全保障の問題に取り組み、国民の疑問に誠実に答えてほしい。現状を様々な側面から冷静に分析し、国民が判断するための材料を示してほしいです。

 日本の最大の強みは、唯一の戦争被爆国として、核兵器の非人道性を説得力をもって主張できることにあります。国際社会の安全を平和的に守るため、日本政府ができる「対話による外交努力」はまだあるはずです。核保有国と非核保有国の「橋渡し役」を日本が目指すのならば、新しい動きにつながる戦略的アプローチでリーダーシップをとってほしいと考えます。(聞き手・美根京子)(おわり)

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