[参院選22 声]母が認知症 家族に支援を…バブル世代

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 日本が好景気に沸いた1980年代後半のバブル期に青春を過ごした神奈川県海老名市の主婦窪倉真由美さん(51)。大量採用の時代に難なく就職先を見つけ、32歳で結婚。マイホームの夢もかなえ、順風満帆な生活を送っていたが、10年ほど前、転機が訪れた。

認知症を患った母親の介護の苦労を語る窪倉さん(6月30日、横浜市で)
認知症を患った母親の介護の苦労を語る窪倉さん(6月30日、横浜市で)

 同じマンションの別の部屋で暮らす母親(81)に「お昼に犬を預けに行くね」と連絡したのに、まもなく母親が電話をかけ直してきた。「今日は預けに来ないの?」。「さっき伝えたばかりなのに……」と不審に思った。医師の診察を受けさせたところ、認知症とわかった。

 通信販売を利用しても代金を支払わなかったり、死んだ飼い犬を捜しに出かけたりと、症状はさらに悪化。1日に何十回も電話をかけてくるうえ、家のインターホンを鳴らすため、ノイローゼになりかけた。看護師らが常駐する高齢者向け住宅に入居してもらったが、金銭面の負担が重くのしかかる。

 政府は、2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると推計している。「認知症は誰がなってもおかしくない病気。国には患者だけでなく家族もサポートする仕組みを整えてほしい」。窪倉さんはそう訴える。

  菱ヶ江ひしがえ 均さん(56)(福岡市西区)は19年、約30年間勤めた会社を早期退職し、翌年、東京の企業で第2のキャリアを歩み始めた。

 バブル期の1988年に入社し、量販店の販売管理システムの設計や社内の内部監査などを担い、やりがいを感じていた。しかし、社内で部署再編やコスト削減が進み、仕事の提案が通りにくくなった。「やりたい仕事ができなくなる」と感じていた頃、募集が始まった早期退職に応じた。

 入社したのは個人情報保護に関する「プライバシーマーク」の取得支援などを行っている企業で、従業員の平均年齢は34歳。給料は転職前の約7割だが、経験を生かし、若手にも頼りにされている実感がある。

 政治には、中高年の再チャレンジ支援を望む。「失敗しても困窮しない環境があれば、新天地で再び輝こうとする同世代は増えるのではないか」と話す。

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3148254 0 参院選 2022/07/07 15:00:00 2022/07/07 15:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/07/20220707-OYT1I50086-T.jpg?type=thumbnail

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