現在位置は です

本文です

首相の敗北会見10分「同志失い、痛恨の極み」

 民主党への逆風が吹き荒れた。

 地滑り的勝利を収めた前回衆院選から一転、民主党は小選挙区で現職閣僚を含む大物議員らも次々と敗れ、政権交代を果たした3年余り前の熱気は有権者の不信に霧散した。

 東京都港区のホテル宴会場に設けられた民主党の開票センターには、政権交代を勝ち取った2009年8月末の熱気はなかった。

 投票締め切りと同時の16日午後8時、テレビ各社が一斉に「民主党惨敗」を伝えると、300人を超える報道陣を前に党職員らは無言に。細野政調会長や岡田副総理らが厳しい表情で会場入りした後も、現職閣僚ら大物議員の小選挙区での敗退が次々と伝えられ、会場は重苦しい沈黙に包まれた。

 「たいへん厳しい結果となった。同志を失ったことは痛恨の極み」。野田首相は午後11時20分過ぎから開いた記者会見で言葉をかみしめた。「責任は私にある。代表を辞任いたします」

 最後は、「ありがとうございました」と両こぶしを固く握りしめて深々と頭を下げ、わずか10分の会見を終えた。背後にある候補者名が書かれた大きなボードに、当選を祝う造花は「そんな状況ではない」(党職員)と、一つも付けられなかった。

2012年12月17日06時54分  読売新聞)

現在位置は です