選挙の争点や各党の動きをお伝えします。
    党首に聞く

    <自民党>次世代へ投資 大胆に…安倍晋三氏

    自民党総裁(首相) 安倍晋三氏(63)

    • 安倍晋三氏
      安倍晋三氏

     ――衆院選では、何を中心に訴えるか。
     北朝鮮の脅威や少子化にどう立ち向かうかが最大の争点だ。拉致問題、核・ミサイル問題の解決に向け、北朝鮮の政策を変えさせなければならない。国際社会と連携して圧力を最大限まで高めていく。全世代型の社会保障に大きくかじを切り、子育て世代や子供たちの未来への投資を大胆に進め、少子化を克服する。これはアベノミクス最大の挑戦だ。

     1990年代の新党ブーム、2009年の民主党ブームは政治の混乱と経済の低迷をもたらした。日本の未来を切り開くのはブームではなく政策だ。

     ――首相が消費税率10%への引き上げによる増収分の使途変更への信を問うとしている一方、希望の党は消費増税凍結を掲げている。
     アベノミクスを加速し、経済の好循環を力強く回していきたい。最大の壁である少子高齢化を乗り越えていくことを示すことも、とても大切だ。子育てや介護に不安を持つ現役世代に寄り添った政策を打つことで、安心感と共に消費は喚起されていく。税率引き上げによる安定財源を活用し少子化を克服していく。

     希望の党に「凍結」と言われても、そもそも増税に反対なのか、どんな状況なら税率を上げるのか国民には分からない。このままでは無責任極まりない。誠実に責任をもって政策を実行して結果を出すことが、保守政党である自民党の矜持きょうじだ。

     ――憲法改正をどのような道筋で進めていくか。
     自衛隊の明記、教育無償化、緊急事態対応、参院の合区解消の4項目を中心に国民的な議論を深め、国民の幅広い理解を得て憲法改正を目指す。国会の憲法審査会で各党に案を持ち寄ってもらい、建設的な議論を行っていきたい。

     ――獲得議席目標は。
     衆院選は政権選択の選挙で、自公連立政権か、例えば希望の党かを有権者に選択していただく。過半数がなければ下野する。目指すところは過半数を上回ることに尽きる。

     ――過半数を割った場合、希望の党などとの連立は考えられるか。
     今から合従連衡についてうんぬんするのではなくて、自公で過半数を取るという一点に絞って、国民に訴えていきたい。

     ――希望の党をどう見るか。小池代表(東京都知事)は衆院選に出馬すべきか。
     毎日のように政党ができたり、なくなったり、大変めまぐるしい。誰がどの党で何をしたいのか、全く分からなくなっている。政策が分からないまま離合集散が続くことは大変残念だ。自民党は愚直に誠実に政策を訴えることに全力を傾ける。

     小池氏はリオ五輪閉会式で五輪旗を受け取り、2020年東京五輪・パラリンピックを成功させる責任をしっかりと受け取った。東京は日本の顔で、都政という重責を担っている。出処進退は自身で決めることだ。
     (この記事は2017年10月5日付読売新聞朝刊に掲載されました。)

    2017年10月14日 12時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

    候補者(50音順)

    党派別立候補者数

        小選
    挙区
    比例 重複 公示前
    勢力
    うち
    女性
    自民 332 25 277 313 258 284
    希望 235 47 198 234 197 57
    公明 53 5 9 44 0 34
    共産 243 58 206 65 28 21
    立憲民 78 19 63 77 62 15
    維新 52 4 47 52 47 14
    社民 21 4 19 21 19 2
    こころ 2 1 0 2 0 0
    諸派 91 31 44 47 0 0
    無所属 73 15 73 - - 45
    合計 1180 209 936 855 611 472

    欠員3

    希望=希望の党、立憲民=立憲民主党、維新=日本維新の会、こころ=日本のこころ