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    トリプル選に悲鳴、市選管「全く未知の領域だ」

     10日公示・22日投開票の衆院選で、青森県八戸市長選と市議補選(欠員1)の投開票日が重なり、市選挙管理委員会が、投票箱の確保や、開票作業を行う職員増員などの対応に追われている。

     全ての選挙で開票が終わるのは23日午前4時になる見込みで、担当者は「衆院選、市長選、市議補選が重なる事態は全く未知の領域だ」と悲鳴を上げている。

     「衆院選が決まって真っ先にしたのは投票箱の確認でした」と市選管の担当者。市内に設ける投票所は公民館や体育館など92か所に上り、期日前投票所も4か所ある。それぞれの投票所に、衆院選の小選挙区と比例、最高裁判所裁判官の国民審査、市長選、市議補選の計五つずつ設置せねばならない。投票箱は計480個必要になる計算で、不足する50個を発注したという。

     必要な職員やスペースも増える見通しだ。これまで、ショッピングセンターに設置する期日前投票所では単独選挙でも投票者の列ができるのが普通で、スペースも狭い。市選管では「長い列ができると、投票者にもお店にも迷惑がかかる」と頭を悩ませる。

     最も心配なのが開票作業。開票スピードを上げるため、開票担当者を当初予定の約240人から30人増やして約270人にした。票を数える計数器は予備のものも投入するほか、空きスペースで作業する案も検討している。

     それでも、衆院選と国民審査の開票を優先して行い、市長選、市議補選まですべて終えるのは23日午前4時の見込み。市選管の担当者は「市長選で発表する中間票は日付をまたいでもしばらく0票のままでしょう。作業が少しずれ込むと夜が明けてしまうのではないか」と心配顔だ。

     ただ、市長選と市議補選のために22日に投票所や開票所を確保していたため、市選管からは「29日投開票にならなくて本当に良かった」という声も漏れる。秋はイベントや行事が多い季節だけに、2週続けての投開票になれば確保が難しくなるためだ。

     また、複数の選挙で投票するため、有権者が混乱する懸念もあり、市選管事務局の夏坂一史次長は「開票作業の効率アップは進めていくが、一番心配なのは有権者の混乱。例えば、衆院選の投票用紙に市長選や市議補選の候補者名を書くと無効になってしまうので、注意を呼びかけていきたい」と話している。

    2017年10月07日 19時21分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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    候補者(50音順)

    党派別立候補者数

        小選
    挙区
    比例 重複 公示前
    勢力
    うち
    女性
    自民 332 25 277 313 258 284
    希望 235 47 198 234 197 57
    公明 53 5 9 44 0 34
    共産 243 58 206 65 28 21
    立憲民 78 19 63 77 62 15
    維新 52 4 47 52 47 14
    社民 21 4 19 21 19 2
    こころ 2 1 0 2 0 0
    諸派 91 31 44 47 0 0
    無所属 73 15 73 - - 45
    合計 1180 209 936 855 611 472

    欠員3

    希望=希望の党、立憲民=立憲民主党、維新=日本維新の会、こころ=日本のこころ