区割り変更で混乱、期日前の投票所で気づく人も

    • 掲示板に急きょ貼られた区割り地図(大阪市東成区で)
      掲示板に急きょ貼られた区割り地図(大阪市東成区で)

     22日投開票の衆院選では、小選挙区の「1票の格差」を是正するため、全国で区割りが見直された。

     大阪府内では大阪市内の1、2、4区が対象で、別の選挙区に移った東成、生野両区の区役所は、変更後の区割り地図を急きょ掲示するなどで周知に力を入れている。

     大阪では、1区だった生野区が2区、4区だった東成区が1区に移った。

     東成区は、7月に区割りを見直す改正公職選挙法が施行されたことを受け、広報紙8月号に「区割りが変更されました」という小さな記事を地図なしで掲載した。ただ、衆院選に向けては、「安倍首相の解散表明が突然だったため」(東成区選挙管理委員会)、広報紙10月号への掲載は間に合わなかったという。

     大阪市選管は今月6日、東成、生野両区に対し、総務省作成の地図を掲示したり、啓発行事で積極的にPRしたりするよう文書で通知。東成区では急きょ、変更前後の区割り地図を55か所の掲示板に貼り出した。ホームページでも「東成区は『大阪4区』から『大阪1区』になりました」と変更内容を紹介している。

     生野区も同様に、広報紙10月号への掲載が間に合わず、同じ地図を区内の101か所に貼り出して対応しているという。

     ただ、有権者の間では、区割り変更が十分に浸透しているとは言い難いようだ。

     大阪1区から立候補した陣営関係者は「東成で活動する際、『なぜ1区の候補が東成にいるのか』と何度も聞かれた」と言う。

     また、東成区役所で14日に期日前投票を済ませた会社員の男性(47)は、投票所で見た立候補者の一覧が以前と違ったことで区割り変更に気づいたといい、「変更を記したチラシを全戸配布するなど、もう少し丁寧な周知方法があったのでは」と漏らす。

     同区選管は「限られた時間で独自に地図を作成する余裕がなかった。混乱を招かないよう、効率的に新たな区割りの浸透を図っていきたい」とし、生野区選管は「投票所に新しい区割りの地図を用意し、投票に来た有権者に説明できるようにしたい」としている。(梅本寛之)

    2017年10月16日 09時15分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

    候補者(50音順)

    党派別立候補者数

        小選
    挙区
    比例 重複 公示前
    勢力
    うち
    女性
    自民 332 25 277 313 258 284
    希望 235 47 198 234 197 57
    公明 53 5 9 44 0 34
    共産 243 58 206 65 28 21
    立憲民 78 19 63 77 62 15
    維新 52 4 47 52 47 14
    社民 21 4 19 21 19 2
    こころ 2 1 0 2 0 0
    諸派 91 31 44 47 0 0
    無所属 73 15 73 - - 45
    合計 1180 209 936 855 611 472

    欠員3

    希望=希望の党、立憲民=立憲民主党、維新=日本維新の会、こころ=日本のこころ