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    首相「まっとう」小池氏「国難」…各党批判合戦

     今回の衆院選で、与野党党首が他党のキャッチフレーズなどを逆手に取った批判合戦を繰り広げている。

     立憲民主党が掲げる「まっとうな政治」や希望の党の「日本に希望を」、安倍首相(自民党総裁)が言及した「国難」が他党の演説にたびたび登場し、舌戦は激しさを増している。

     「働きたい人が働くことができる。これこそが『希望』ある社会、『まっとう』な社会だ」

     首相は15日の札幌市での街頭演説で、希望の党名と立憲民主のキャッチフレーズを当てこすった。序盤は「希望」を強調していたが、報道各社の情勢調査で立憲民主の躍進が伝えられると、「まっとう」も多用するようになった。

     「まっとうな政治」は、自民党が政権を奪還した2012年の衆院選で、首相が民主党政権批判に使った言葉だ。今回は、立憲民主党が反撃に使っている格好で、立憲民主の枝野代表は17日の東京都内での演説で、「暮らしに寄り添ったことに高い優先順位を付けることが『まっとうな政治』だ」と主張した。

     「希望」も他党の演説でよく使われており、公明党の山口代表は13日、「どういう道に進むか選挙結果を見て考える無責任な政党が『希望』になるはずがない」と批判した。

     首相が解散にあたり、北朝鮮の挑発行為や少子高齢化を「国難」と呼んだことについては、希望の小池代表が18日、さいたま市での街頭演説で「(安倍首相の)1強政治が続く国難の方が危ないのではないか」と語った。共産党の志位委員長は17日の街頭演説で、「安倍さんが居座ることが日本にとって最大の国難」と訴えた。

     日本維新の会の松井代表は「共産党は『安倍さんを退陣に追い込む』と言っているが、大阪(府議会など)では自民党とチームを組んでいる」と批判している。

    2017年10月18日 14時14分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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    候補者(50音順)

    党派別立候補者数

        小選
    挙区
    比例 重複 公示前
    勢力
    うち
    女性
    自民 332 25 277 313 258 284
    希望 235 47 198 234 197 57
    公明 53 5 9 44 0 34
    共産 243 58 206 65 28 21
    立憲民 78 19 63 77 62 15
    維新 52 4 47 52 47 14
    社民 21 4 19 21 19 2
    こころ 2 1 0 2 0 0
    諸派 91 31 44 47 0 0
    無所属 73 15 73 - - 45
    合計 1180 209 936 855 611 472

    欠員3

    希望=希望の党、立憲民=立憲民主党、維新=日本維新の会、こころ=日本のこころ