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  • 公示 10月19日(火)
  • 投開票 10月31日(日)

政府高官も「青天の霹靂」…衆院選「最速日程」決断の舞台裏、首相「最後は自分一人で決めた」

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 衆院が14日に解散され、31日の衆院選投開票に向け、決戦の火ぶたが切られた。岸田首相は「11月7日投開票」案との間で揺れ動きつつ、「最速日程」を決断した。舞台裏を検証する。

充実感

 「11日間、大変濃密なスケジュールだった。しかし、不思議と疲れを感じていないし、気持ちは大変充実している」

 岸田氏は14日朝、首相官邸で記者団に対し、首相就任以来の日々をこう振り返った。首相周辺は「4日の内閣発足と同時に意表を突く選挙日程を打ち出し、決断力を示せたことが充実感につながっている」と解説する。

 首相就任前日の3日夜、岸田氏は自民党本部で、官房副長官に内定した木原誠二衆院議員、首相秘書官への就任が決まっていた嶋田隆・元経済産業次官らと選挙日程について協議した。主要20か国・地域(G20)首脳会議(10月30~31日)などとの兼ね合いが議論され、その時点では11月7日投開票が軸となった。

 「11月14日」案や、「選挙準備がぎりぎり間に合う日程」として「10月31日」案も話題に挙がったが、出席者の一人は「31日は早すぎ、14日は遅すぎる。基本は7日案しかないという感じだった」と明かす。

 ただ、そこでは結論は出ず、持ち帰った岸田氏が31日投開票を最終的に選んだ。岸田氏は「色んな意見を聞いて、最後は自分一人で決めた」と周囲に語る。「4日朝に31日投開票を初めて知らされ、青天の 霹靂へきれき だった」。岸田氏に近い政府高官は振り返る。

伏線

 岸田氏の決断には伏線があった。

 9月29日、自民党総裁選で勝利を収めたばかりの岸田氏は、党本部総裁室で森山裕国会対策委員長らと向き合った。森山氏は10月21日の衆院議員任期満了から投開票日までの時間は短くすべきだとして、「31日投開票も選択肢の一つだ」と伝えた。「解散から公示まで時間がないと準備が大変ではないか」。岸田氏が尋ねると、森山氏は「就任記者会見で前もって選挙日程に触れれば、問題ありません」と応じた。

 森山氏の助言通り、岸田氏は4日の記者会見で衆院解散や衆院選の日程を表明。地方自治体などは19日の公示までに準備を進める余裕が生まれた。

 選挙日程の前倒しは、内閣発足の勢いを維持する狙いがある。自民党が今月上旬に行った情勢調査では、獲得議席数は250程度(現有276)。逆風が強かった菅内閣末期の調査よりも、十数程度改善した。

 しかし、自民党内では「旋風、熱風なき選挙で盛り上がりに欠ける」(閣僚経験者)との警戒感が強い。新たな調査でも計40議席が当落線上にあり、岸田氏の「賭け」が成功するかどうかは予断を許さないのが実情だ。

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2445104 0 衆院選 2021/10/15 05:00:00 2021/10/15 09:01:02 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211014-OYT1I50177-T-e1634245365187.jpg?type=thumbnail

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