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「一騎打ち」132選挙区…対与党 5野党一本化「213」

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 衆院選が19日公示され、289小選挙区で対決の構図が固まった。野党間の調整が進み、全体の半数に迫る132選挙区で与野党一騎打ちが決まった。政権批判票の受け皿を一本化した共闘効果に期待を寄せる野党に対し、与党側は政策の違いを無視した「野合だ」と批判を強めている。(政治部 前田毅郎、工藤淳)

「本気の共闘」

 「野党がここまで本気の共闘の態勢を作って戦うのは、戦後初めてだ」

 共産党の志位委員長はJR新宿駅前で演説し、野党共闘の意義を強調した。

 共産は思い切って候補を絞った。小選挙区は105人。前回2017年衆院選の206人から半減させ、現行選挙制度下で最少だった09年衆院選(小選挙区の定数300)の152人も下回った。共産は解散前日の13日にも公認候補22人を取り下げ、立民との競合区は48まで減った。与野党一騎打ちの選挙区は前回57選挙区の2倍以上となる132まで積み上がった。

 共産は小選挙区あたり2万~3万票程度の基礎票を持つとされる。野党候補一本化は与党への批判票が集まる一方、選挙区で候補を降ろせば「共産候補の名前を投票用紙に書くよう促す選挙運動が失われ、ひいては党の体力を奪いかねない」(党関係者)。

 実際、立憲民主、共産、国民民主、れいわ新選組、社民の5党が統一候補をたてた213選挙区のうち、共産候補に一本化されたのは京都1区など39にとどまる。立民の160とは大きな差がついた。

 小選挙区選では立候補者1人につき供託金300万円を支払う必要がある。候補を減らせばコストも減る。反面、候補を取り下げることで野党全体の勝利に貢献する可能性も出てくる。

 共産が候補を取り下げた北海道9区、東京23区、千葉8区は、いずれも「自民対立民」の一騎打ちだ。自民の閣僚経験者が出馬した千葉8区など、前回はいずれの選挙区でも自民が勝利した。だが、前回敗れた旧希望の党と共産の2候補の得票を合計すると、いずれの選挙区も自民候補を上回る。

与党に警戒感

候補者らの第一声に耳を傾ける人たち(19日、川崎市で)=関口寛人撮影
候補者らの第一声に耳を傾ける人たち(19日、川崎市で)=関口寛人撮影

 過去に例のない規模の野党共闘に自民、公明両党は警戒感を強め、徹底的な共産批判を展開している。

 「立憲民主党は、共産党と一緒に『立憲共産党』になったのか」

 自民の麻生太郎副総裁は、福岡県飯塚市での演説で痛烈に批判した。野党が政権を奪えば、共産の影響は避けられないとし、「天皇制は(どうなる)、自衛隊は違憲(になるのか)」と続けざまに非難を浴びせた。

 自民、公明の両党幹部が共産党を含む野党共闘を激しく非難するのは、危機感の裏返しとも言える。

 ただ、野党も足並みがそろっているわけではない。

 国民は、安全保障政策の不一致などを理由に、立民、共産、社民、れいわの4党が市民団体を介して結んだ政策協定に加わらなかった。千葉5区や静岡1区など、立民候補と競合する選挙区もある。国民に加えて立民や連合内にも、共産との共闘に抵抗感を抱く声は根強く、今後の選挙戦で円滑な協力体制が築けるかどうかは不透明な部分も多い。

維新は一線「三つどもえ」も

 与野党一騎打ちの構図が一部で崩れた要因となったのが日本維新の会だ。立民、共産、国民、れいわ、社民の5党共闘と一線を画し、小選挙区では2017年の前回衆院選(47人)を大きく上回る94人を擁立した。

 この結果、与党系候補、5党による野党統一候補、維新候補の「三つどもえ」の選挙区は全体の2割強の67に上った。地盤の関西圏に加えて目立つのは前回、公認候補がゼロだった東京だ。全25選挙区のうち17選挙区で公認候補をたて、13選挙区が三つどもえとなった。立民は「維新に票が食われる」(中堅)と警戒する。

 吉村洋文副代表は19日、大阪市の街頭演説で「岸田内閣は『改革』は言わなくなった。改革で財源を生み出し、成長を目指す好循環を今の自民党にはできない」と強調した。20年11月の住民投票で「大阪都構想」が否決され、存在感の低下が指摘される中、首都圏での勝利を勢力拡大に向け足がかりにしたい考えだ。

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使い方
2455995 0 衆院選 2021/10/20 05:00:00 2021/10/20 10:25:02 衆議院選挙が告示され、候補者らの第一声に耳を傾ける有権者たち(19日午前10時44分、JR川崎駅前で)=関口寛人撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211019-OYT1I50163-T.jpg?type=thumbnail

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