読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

  • 公示 10月19日(火)
  • 投開票 10月31日(日)

[スキャナー]野党の一本化で自民苦戦…衆院選序盤情勢

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

全選挙区の詳しい序盤情勢は、こちら

政権批判票が集約 「一騎打ち」接戦多く

 読売新聞社の衆院選序盤情勢調査で、自民党は立憲民主、共産など5野党が候補者を一本化した213選挙区を中心に厳しい戦いを強いられている。立民は自民を単独過半数割れに追い込むため、野党共闘で議席の上積みを図る構えだ。(政治部 工藤淳、森山雄太)

前回は「乱立」

街頭で支持を訴える立憲民主党の枝野代表(20日午前、福島県伊達市で)=田村直広撮影
街頭で支持を訴える立憲民主党の枝野代表(20日午前、福島県伊達市で)=田村直広撮影

 自民、公明両党による政権継続を目指す岸田首相(自民党総裁)は20日、兵庫県尼崎市で街頭に立ち、「今回の選挙は未来選択選挙だ。自公政権は丁寧で寛容な政治を進めることによって、皆さんの期待に応えていきたい」と訴えた。

 勝敗ラインに定めた与党で過半数(233)を最低目標とし、安定政権へ議席の上積みを狙うが、戦況は芳しくない。

候補者の応援に駆けつけた自民党の岸田総裁(20日午後、広島市で)=吉野拓也撮影
候補者の応援に駆けつけた自民党の岸田総裁(20日午後、広島市で)=吉野拓也撮影

 自民が苦戦を強いられている背景には、立民、共産、国民民主、れいわ新選組、社民の5党が213選挙区で候補を一本化したことがある。小選挙区(289)のほぼ半数の132選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込まれ、政権批判票の集約につながっているとみられる。

 前回2017年の衆院選では、与野党一騎打ちは今回の半分以下の57選挙区にとどまった。公示直前に東京都の小池百合子知事が希望の党を旗揚げして野党第1党の民進党が分裂し、野党候補の乱立で自民を助けた面があった。

当落線上

 今回、与野党一騎打ちとなった132選挙区を見ると、自民が56選挙区、立民は55選挙区で接戦を演じており、ここでの戦いが両党の勝敗を決することになりそうだ。当落線上には、閣僚経験者ら自民の大物も含まれている。

 山形1区では自民の遠藤利明選挙対策委員長が立民の原田和広氏とデッドヒートを展開し、静岡8区では立民の源馬謙太郎氏と自民の塩谷立・元文部科学相がしのぎを削る。いずれも17年は候補を擁立した共産が今回は候補を取り下げ、立民の支援に回った。

 一騎打ちの構図ではないが、東京8区も立民の吉田晴美氏と自民の石原伸晃・元幹事長が横一線の戦いとなっている。石原氏が吉田氏に約2万3000票差をつけて勝利した17年は希望や共産の候補も出馬し、野党票が分散したが、今回は共産が候補を取り下げ、立民に一本化した。

 この3選挙区は、いずれも内閣支持率と不支持率が約3割~4割で 拮抗きっこう しており、野党統一候補が政権批判票を集約したため接戦にもつれこんでいる可能性が高い。北海道10区では、立民の神谷裕氏との一騎打ちとなった公明の稲津久氏も激しく競り合っている。

警戒

 こうした状況を受け、自民内では単独過半数割れを警戒する声が出ている。与党過半数は大きく上回る見通しで政権継続には支障がないが、単独過半数を下回れば、「就任間もない首相の求心力が弱まり、政権基盤が揺らぎかねない」(党幹部)ためだ。

 来夏には参院選が控えている。首相が初めての大型国政選挙で単独過半数を割り込む事態となれば、「選挙の顔」として不安視する声が出る可能性もある。

立民 共産との共闘 一定の効果

 野党共闘を強める立憲民主党は、公示前の110議席から議席を積み増しそうだ。1選挙区に2万程度という共産票を一定程度取り込んでいるとみられる。

 5野党が統一候補を擁立した213選挙区のうち、立民に一本化されたのは7割以上の160選挙区に上る。共産が公示直前に22選挙区で候補を取り下げ、立民支援に回ったことで、両党の関係は一層強まった。

 ただ、立民候補の選挙区では、共産支持層が自民候補の支援に回るケースも多く見られた。政策面の不一致や、立民と共産との微妙な距離感が、野党全体の一枚岩を阻む要因になっている面があるようだ。

 青森3区では、立民の山内崇氏が自民の木村次郎氏との一騎打ちで劣勢に立たされている。山内氏は共産支持層の6割弱しか固めきれておらず、1割強は自民を支持すると答えた。

 立民の最大の支援団体である連合内には、労働運動を巡って対立してきた共産との共闘に抵抗感が根強く、離反する支持者もいるとみられる。立民ベテランは「共産に近づき過ぎれば減らす票も多い」と解説する。

 一方、共産が統一候補になった39選挙区では軒並み苦戦を強いられている。

 20日、仙台市でマイクを握った立民の枝野代表は、安倍、菅政権の後を継いだ岸田首相を念頭に、「政治を表紙だけではなく、しっかり中身まで変えよう」と政権交代に意欲を示した。しかし、与党は、基本政策の異なる立民と共産が「限定的な閣外協力」で合意したことに批判の矛先を向けており、さらなる支持を広げるには、幅広い有権者の期待に応える政権構想を打ち出せるかどうかがカギを握りそうだ。

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2458733 0 衆院選 2021/10/21 05:00:00 2021/10/22 14:23:17 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211020-OYT1I50132-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

候補者

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)