読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

  • 公示 10月19日(火)
  • 投開票 10月31日(日)

衆院選 女性議員「3割」遠く…45人当選、前回を下回る

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 10月31日に投開票された衆院選では、女性議員45人が当選したが、当選者全体に占める割合は9・7%で、2017年の前回衆院選の10・1%(47人)を下回った。政府は、20年代の早い時期に、指導的地位に占める女性割合を3割程度まで引き上げる目標を掲げるが、国政を担う衆議院の女性議員は1割にも満たない結果となり、専門家や若い世代から落胆の声が上がった。(板東玲子、野口季瑛)

政権政党が活躍支援を

初当選を果たした立憲民主党の吉田晴美さん=青木瞭撮影
初当選を果たした立憲民主党の吉田晴美さん=青木瞭撮影

 女性当選者数を政党別にみると、自民党は20人、公明党は4人で前回と同数。立憲民主党は、東京8区で新人の吉田晴美さんが、自民党元幹事長の石原伸晃さんを破るなどし、13人。大きく躍進した日本維新の会は新人3人が当選し、1人から4人に増やした。一方、共産党は1人減らして2人。国民民主党とれいわ新選組が各1人。

 今回は、男女の候補者数ができるだけ均等になるよう、政党などに求める「政治分野における男女共同参画推進法」が18年に施行されて初の衆院選。政府も昨年末、閣議決定した第5次男女共同参画基本計画で、衆院選での女性候補の割合を25年までに35%に引き上げる目標を掲げ、各党の女性候補者数などに注目が集まった。だが、候補者に占める割合は17・7%と前回の17・8%を下回っていた。

 上智大教授の三浦まりさん(政治学)は、「女性議員を増やそうとする機運が高まっていたにもかかわらず、候補者も当選者も前回より割合が減ったのはショッキングだ」と語る。

 推進法は、政党などに男女の候補者の数値目標の設定や選定方法の改善などを求めているが、努力義務にとどまる。数値目標は、主要政党の半数以上が設けないまま衆院選を迎えた。三浦さんは「今のやり方を続けても、女性議員は増えない現実を浮き彫りにした。政党の本気度を引き出すため、数値目標設定を義務づけたり、政党交付金の一部を女性候補支援にのみ使えるよう規定したりすることも検討すべきだ」と提案する。

 若い世代もSNSなどを通して、各党の女性候補者の数や女性関連の政策を紹介するなど、注目していた。

 市民プロジェクト「#男女共同参画ってなんですか」の代表、桜井彩乃さん(26)は、「当選者を見ると、女性や若者の課題を当事者として扱ってくれる人が少ない。今後、どう扱われるか不安に感じる」と落胆する。ただ、選択的夫婦別姓など、女性の関心が高い政策が論じられることは今までより多かったと感じている。「若い世代を中心に、ジェンダーに関する政策は注目度が高いということを政治家に理解してほしい」と注文した。

 女性初の国会議員が誕生した1946年から75年がたっている。「市川房枝記念会女性と政治センター」理事長の久保公子さんは、「いまだに男性中心の政治が続いている。女性が1割未満というアンバランスな国会では、政策に大きなひずみが生じる」と危惧する。「今ほど、多様性が叫ばれている時代はない。様々な背景を持った女性が国会で活躍できるよう、まずは政権政党が先頭に立って尽力してほしい。女性たちも地方議会などで経験と実績を積み、国政に挑戦し続けてほしい」とエールを送っていた。

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2490937 0 衆院選 2021/11/03 05:00:00 2021/11/08 11:08:05 当選確実となり、喜ぶ吉田晴美さん(31日午後8時18分、東京都杉並区で)=青木瞭撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/11/20211102-OYT8I50083-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

候補者

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)