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自民大物相次ぎ落選、常勝区でも議席明け渡す

落選し、深々と頭を下げる山崎拓さん=田中勝美撮影

 歴史的な惨敗を喫した自民党は、派閥領袖や閣僚経験者らの「大物」が相次いで落選、常勝を誇ってきた小選挙区の多くでも、議席を明け渡した。

 派閥領袖では、福岡2区で山崎派会長の山崎拓・前副総裁が落選し、党3役では、群馬2区で笹川尭総務会長が落選した。閣僚経験者では、北海道11区で中川昭一・前財務・金融相、茨城1区で赤城徳彦・元農相、茨城6区で丹羽雄哉・元厚相、栃木1区で船田元・元経企庁長官、東京16区で島村宜伸・元農相、山梨2区で堀内光雄・元通産相、静岡3区で柳沢伯夫・前厚生労働相、大阪18区で中山太郎・元外相、福岡3区で太田誠一・前農相、長崎2区で久間章生・元防衛相が落選した。

 自民党が、これまで“金城湯池”としていた小選挙区でも多くの議席を失った。全国300小選挙区のうち、1996年〜2005年の4度の衆院選で自民党公認候補が4連勝した小選挙区は、3分の1近い95に上る。しかし、今回は青森1区、栃木3区、宮崎1区で公認候補を立てられず、「不戦敗」に。残る92選挙区でも、群馬1区の尾身幸次・元財務相など55選挙区で議席を失った。島根、愛媛両県では、4回連続で自民党が全小選挙区を制してきたが、愛媛3区で民主党の新人に議席を明け渡すなど、「保守王国」の牙城が崩れた。

 各都道府県の県庁所在地を含む1区では、05年衆院選で自民党が32勝と、民主党(13勝)を大きく上回ったが、今回、民主党は37の選挙区を制しており、自民党は8議席にとどまった。

 05年衆院選で与党の24勝1敗だった東京では、21選挙区で民主党が議席を獲得した。

 同選挙で小泉首相(当時)が巻き起こした旋風に乗り、初当選した自民党の「小泉チルドレン」も苦戦を強いられた。小選挙区には今回、65人が出馬したが、議席を確保できたのは、福井1区の稲田朋美氏など3人にとどまった。

2009年8月31日02時52分  読売新聞)
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