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時代を築いた名横綱に小兵、イケメン…読売世論調査「好きな歴代力士」ベスト10発表!

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 あなたの好きな力士は?――こう聞かれたら誰を思い浮かべるだろうか。読売新聞社は郵送方式の全国世論調査を行い、歴代力士の中で「好きな力士」を3人まで自由に答えてもらった。調査の対象は無作為に選んだ有権者3000人。その7割を超える2231人が回答し、うち832人が具体名を挙げた。世論調査の回答者はいわば「国民の縮図」。大相撲ファンによる人気投票などとは異なり、文字通り「国民的人気」のある力士ランキングの決定版だ。

 名前が挙がった力士は総勢136人。下位ながら、江戸期の初代横綱・明石志賀之助の名前も。では、結果を見てみよう。思い浮かべた力士がいるかどうか確認してほしい。

10位 トランプ氏から「大統領杯」…朝乃山 41票

 トップ10には現役の力士が3人ランクイン。その1人が朝乃山だ。2019年夏場所で幕内初優勝を果たし、トランプ大統領(当時)から「米国大統領杯」を受けた。

 昨年3月、大関に昇進。今年初場所は11勝4敗で終え、初めてのカド番を脱出した。

トランプ大統領(当時、左)から賞状を受け取る朝乃山(2019年5月26日)
トランプ大統領(当時、左)から賞状を受け取る朝乃山(2019年5月26日)

10位 端正なマスクで人気…寺尾 41票

 寺尾は、回転のいい突っ張りと気力あふれる相撲、端正なマスクで人気を博した。2002年9月、当時の関取で最年長の39歳で引退。現在は 錣山(しころやま) 部屋で親方として弟子を指導している。

気力あふれる相撲で人気を博した寺尾(右)(1989年3月15日)
気力あふれる相撲で人気を博した寺尾(右)(1989年3月15日)

9位 真っ向勝負の「土俵の鬼」…初代若乃花 44票

 「土俵の鬼」と呼ばれた昭和の名横綱。軽量ながら真っ向勝負を挑む姿勢が人気を集め、横綱栃錦と「栃若時代」を築いた。元横綱の貴乃花と3代目若乃花の「若貴兄弟」は、おいに当たる。

土俵入りする初代若乃花(1962年1月16日)
土俵入りする初代若乃花(1962年1月16日)

8位 憎らしいほど強かった…北の湖 46票

 歴代5位となる優勝24回を遂げた。21歳2か月で横綱に昇進した最年少記録は現在も破られていない。150キロを超える体格を生かした相撲で優勝を重ね、「憎らしいほど強い」と形容された。先輩横綱の輪島とは長く東西の両横綱として優勝を争い、「 輪湖(りんこ) 時代」を築いた。

大杯を手にする北の湖(1980年5月25日)
大杯を手にする北の湖(1980年5月25日)

7位 歴代最多の優勝44回…白鵬 48票

 優勝回数44回は、2位大鵬の32回を大きく引き離し歴代最多を誇る。連勝記録は、双葉山の69連勝に次ぐ歴代2位の63連勝。

 2019年には、引退後に親方として日本相撲協会に残るために必要な日本国籍を取得した。

 日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)は昨年11月、3場所連続休場となった白鵬と鶴竜の両横綱に対し、横審の内規に基づく「注意」を決議した。

土俵入りする白鵬(2020年3月12日)
土俵入りする白鵬(2020年3月12日)

6位 スピード入幕の「イケメン力士」…遠藤 51票

 現役力士の中では、「イケメン力士」として知られる遠藤がトップ。獲得した51票の内訳は、男性19票に対して女性32票だった。幕下付け出し初土俵から所要3場所で入幕したスピードは、昭和以降最速。

得票数の6割以上を女性票が占めた遠藤(2020年1月13日)
得票数の6割以上を女性票が占めた遠藤(2020年1月13日)

5位 弟とともに「若貴ブーム」…若乃花 72票

 弟の貴乃花とともに「若貴ブーム」を巻き起こし、平成の大相撲人気の立役者となった。貴乃花より3年半遅い1998年の名古屋場所で横綱に昇進。史上初の兄弟横綱となった。度重なるけがに耐えて横綱を張ったものの、昇進後は優勝できなかった。2000年に、29歳の若さで引退した。

 若乃花を挙げた72人のうち、若・貴の両方を選んだ回答者は43人だった。

平成の大相撲人気の立役者、若乃花(右)(1998年11月15日)
平成の大相撲人気の立役者、若乃花(右)(1998年11月15日)

4位 「技のデパート」…舞の海 101票

 身長1メートル71、体重100キロ弱の小兵ながら33種類もの決まり手を繰り出し、「技のデパート」の愛称で人気を集めた。1990年の入門時、頭にシリコンを注入して身長検査を通ったエピソードはよく知られている。力士が大型化する中、立ち合いで跳び上がる「 八艘(はっそう) 跳び」や、相手の目の前で手をたたく「猫だまし」など、異色の攻めで小結まで昇進した。現在は解説者として活躍している。

 女性58票、男性43票と、女性からの支持が上回った。

小兵ながら小結まで昇進した舞の海(左)(1992年9月25日)
小兵ながら小結まで昇進した舞の海(左)(1992年9月25日)

3位 「柏鵬時代」築いた昭和の大横綱…大鵬 127票

 ライバルの横綱柏戸とともに「 柏鵬(はくほう) 時代」を築いた、昭和を代表する大横綱。127票のうち、112票(88%)は60歳以上が占めた。1960年初場所に19歳で新入幕を果たすと、61年秋場所後、柏戸とともに横綱に昇進。史上最年少(当時)の21歳3か月だった。

 子どもが好きなものを意味する「巨人・大鵬・卵焼き」の流行語も生まれた。ちなみに、好きなプロ野球チームの質問で「巨人」を選んだ人の割合は回答者全体の20%だが、大鵬を挙げた127人の中だと44人(35%)が巨人を好きだと回答。すなわち「大鵬好きは巨人好き」の傾向がやや高めだった。

土俵入りする大鵬(1963年9月10日)
土俵入りする大鵬(1963年9月10日)

2位 最年少記録、次々に塗り替え…貴乃花 191票

 1988年春場所に初土俵を踏んだ貴乃花は、十両昇進、三賞受賞、初優勝、大関昇進など数々の最年少記録を塗り替え、2歳違いの兄、3代目若乃花と空前の「若貴フィーバー」を巻き起こして大相撲の人気を押し上げた。優勝22回は、白鵬、大鵬、千代の富士、朝青龍、北の湖に次いで史上6位。2003年に引退した後、親方として活動。日本相撲協会の理事も務めた。18年、元横綱日馬富士による弟子への傷害事件を巡って協会と対立し、退職した。

 調査では191票を獲得した。男女別でもそれぞれ2位、年代別では、30歳代でトップだった。

優勝22回、大相撲人気を押し上げた貴乃花(2002年9月21日)
優勝22回、大相撲人気を押し上げた貴乃花(2002年9月21日)

1位 優勝31回「小さな大横綱」…千代の富士 407票

 幕内優勝歴代3位の31回を誇った「小さな大横綱」。110キロそこそこと軽量ながら、速攻相撲と抜群の運動神経で頭角を現し、関脇時代の1981年初場所、北の湖との優勝決定戦を制して初優勝し、大関昇進を果たした。大関は3場所で通過して、一気に横綱まで駆け上がった。

  精悍(せいかん) な顔立ちから、「ウルフ」のニックネームを持ち、大相撲は「ウルフフィーバー」に沸いた。91年夏場所初日に新鋭の貴花田(後の横綱貴乃花)に敗れるなどした後、「体力の限界」と、涙で現役引退を表明した。

 調査では、2位の貴乃花を大きく引き離して407票を獲得。力士の名前を1人以上挙げた回答者832人のほぼ半分が千代の富士の名前を挙げたことになる。男女別でも双方でトップ。年代別では、40歳代以上の各年代で1位となった。

「ウルフ」と呼ばれた千代の富士(1987年3月23日)
「ウルフ」と呼ばれた千代の富士(1987年3月23日)

年代別の順位は……

 トップ10の顔ぶれからは、その時代を象徴した力士の人気が、今なお続いていることが分かる。では、それぞれの力士は、どのような世代から支持を受けているのか。下のグラフィックで見てみよう。

12位以下もチェック!

 10位までに入った11人の力士に、意中の力士はいただろうか。

 12位から29位までの21人にも、かつて大相撲ファンを沸かせた懐かしい名前から現役で活躍する力士、小兵力士から巨漢力士まで、多彩な顔ぶれがそろった。

 ※「歴代の力士の中で、あなたが好きな力士を、3人までお書き下さい。同名の先代の力士などの場合は、区別できるようにお書き下さい」の回答

「横綱の特別な地位」…あなたの見方は?

 世論調査では、好きな力士のほかに、大相撲への関心度や、 醍醐味(だいごみ) 、不満、そして休場しても番付が保証される横綱の特別な地位について尋ねた。

「関心ある」、60歳以上で半数超える

 大相撲への関心は、高齢層で高い傾向がみられた。「関心がある」との回答は、60歳以上で「大いに」19%と「多少は」39%を合わせて58%に上った。「関心がない」との回答は「あまり」28%、「全く」11%の計39%だった。一方、40~59歳の「関心がある」は33%、18~39歳では24%で、それぞれ「関心がない」を下回った。

小よく大を制す、これぞ醍醐味

 大相撲の醍醐味を八つの選択肢から複数選んでもらうと、「小柄な力士が大柄な力士に勝つ」の46%が最も多かった。力士が大型化するなかで、奮闘する小兵力士の姿が注目されている。「好きな力士」ランキングには、小兵力士の代表格といえる元小結・舞の海や現役で活躍する炎鵬が入った。

 2位以下には、「格下の力士が格上の力士に勝つ」の35%、「鍛えられた肉体がぶつかり合う」23%などが続いた。

身長差をものともせず相手をほんろうする炎鵬(左)(2020年9月17日)
身長差をものともせず相手をほんろうする炎鵬(左)(2020年9月17日)

不満は「休場多い」が最多

 大相撲への不満(複数回答)で最多となったのは、「ケガによる力士の休場が多い」の46%だった。次いで、「外国出身力士の活躍ばかりが目立つ」42%、「不祥事が多い」33%などの順。

 選択肢が一部異なるが、2003年の全国世論調査(面接方式)で同様の質問を聞いた際も、「ケガによる力士の休場が多い」の55%が最も多かった。

横綱の地位「特別扱いしない方がよい」が半数に

 力士の休場は「負け」とみなし、勝敗の数に応じて番付が下がるが、横綱は例外的に番付が保証される特別な地位として扱われている。これについて、「今の制度でよい」との回答は39%で、「横綱を特別扱いせず、番付が下がるようにする方がよい」が50%だった。

 その他の回答(4%)として自由に記入する欄には、「休場回数によって降格させる」、「大関と同じようにカド番制にするのがよい」などの意見が挙がった。

 日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)は昨年11月、3場所連続休場となった白鵬と鶴竜の両横綱に対し、横審の内規に基づく「注意」を決議した。横審は成績不振や休場の多い横綱に対して「激励」「注意」「引退勧告」を決議できると内規で定めており、2番目に重い「注意」を決議したのは初めて。鶴竜はその後の初場所、春場所を休場、白鵬は、初場所は新型コロナウイルスへの感染で休場。春場所は出場したものの、3日目から休場した。

調査方法

 全国の有権者から無作為に3000人(250地点、層化2段無作為抽出法)を選び、郵送法で実施した。1月19日に調査票を対象者に郵送し、2月25日までに返送されたのは2307。対象者以外による回答などを除くと有効回答は2231。回答率74%。回答者内訳=男47%、女53%▽18~29歳12%、30歳代13%、40歳代19%、50歳代18%、60歳代16%、70歳以上23%。小数点以下四捨五入。グラフや表の数値は、合計が100%にならないことがある。

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使い方
1918099 0 世論調査 2021/03/18 05:00:00 2021/03/18 09:04:05 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210317-OYT1I50025-T.jpg?type=thumbnail

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