文字サイズ
    インタビュー

    弾き語り鋭く痛快に…日食なつこ「逆光で見えない」

     高度なピアノ弾き語りを披露するシンガー・ソングライターの初フルアルバム(LD&K)。ドラムスと2人だけの編成が中心だが、力強い歌唱、リズミカルで印象的な言葉、複雑かつ攻撃的な打鍵が迫力をもたらす。


     岩手県出身。高校2年生から盛岡市のライブハウスにピアノ弾き語りで出演し、今のスタイルの土台を固めた。「バンドが組めなかったので、バンドに出来ないことをピアノに詰め込んだ」と振り返る。ピアノは、兄弟連弾デュオのレ・フレールに刺激を受けたという。

     辞書から変わった言葉を抽出して、語感から歌詞を組み立てることも。「日食(にっしょく)」も芸名だ。今作収録の「ヘールボップ」は彗星すいせいの名前だが、1年前から温めていたという。「テレビなどの情報をうのみにせず、大きい視点で手に負えない正義を見せてほしいと歌った」

     2年前の学生時代に作った「非売品少女」は、就職していく同級生に思いを寄せた。「ご無礼散漫で上等、せいぜい高くまで飛べよ」と歌う。鋭い言葉も目立つが、痛快に響かせるのが持ち味だ。

     「言葉で傷を与えつつ、リズミカルで音的に面白く聴かせたい」

    2016年03月31日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR情報
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP
    ブログ
    アーカイブ