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    映画

    「つむぐもの」に主演、キム・コッピ

    介護を考えるきっかけに

     病に倒れた越前和紙職人、剛生と、彼を思いがけず介護することになった若い韓国人女性、ヨナ。公開中の「つむぐもの」(犬童一利監督)は、話す言葉も、世代もまったく違うふたりの主人公がつむぎ出す絆の物語を通して、人が最期まで「自分らしく」生きるために必要なことを見つめる作品。

     石倉三郎が演じる頑固な剛生と正面からぶつかり合う、勝ち気で不器用だが心根の優しいヨナを魅力的に演じた。

     「私にとってこの映画は、介護について、より具体的に考えるきっかけにもなりました」と話す。介護の経験や知識のないヨナは、剛生を思うあまり、非常識な行動をとる。「ヨナのやり方がすべていいとは思いません。専門的でしっかりとした介護がいいというのは大前提。ただ、世の中のすべてのことは発展していくわけなので、少しでも違う方法があるかな、ということを考えるきっかけになれば」

     30歳。小学生の時から演劇活動を始め、2002年に本格映画デビュー。08年の「息もできない」(ヤン・イクチュン監督)での女子高生役で鮮烈な存在感を示し高評価を集めた。「『息もできない』を通し、さまざまなことを学び、以前より自信が持てるようになり、演じるのがすごく楽しくなりました。今もどんどん楽しくなっています」

     近年は日本映画や日韓合作映画でも活躍。今後やってみたいのはコメディーだという。「好きなのですが、なかなかやっていません」。憧れの役は、恋愛の甘美と残酷を描いた「ジョゼと虎と魚たち」(犬童一心監督)で池脇千鶴が演じたヒロイン、ジョゼ。「俳優ならば、あの役をやりたいという人がほとんどではないでしょうか」

    2016年04月01日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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