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    「秋元康の1分後の昔話」&「AKBギャラリー」

    【秋元康コラム】サイレントマジョリティー…傍観者にはなるな

     「欅坂けやきざか46」という新しいグループが4月6日にデビューした。AKB48の公式ライバル、「乃木坂46」の姉妹グループである。デビュー曲「サイレントマジョリティー」は45万枚を売り上げ、そのミュージックビデオのYouTubeの再生回数は1450万回を超えた。まだまだ粗削りだが、新鮮なパフォーマンスとアイドルらしくないメッセージ性の高い楽曲が高い評価を受けている。

     僕が書いていて言うのも変だが、何とも説教くさい歌詞である。しかし、この歌が支持される背景には、若い人たちを中心に、「このままではいけない」という心の中の危機感があるような気がする。1970年代「無気力」「無関心」「無責任」の三無主義と言われたしらけ世代の僕たちが、大人になって気づいたことは、「傍観者でいられない」ということだ。

     アイドルグループの欅坂46が同じような制服を着て、同じような振り付けで歌うことは矛盾しているように見えるかもしれないが、彼女たちがここからどう自分の道を進んで行くか、期待を込めて書いた歌詞である。

     自分の人生に積極的に参加して欲しい。彼女たちの叫びは、同世代の若者たちに伝播でんぱしている。YouTubeで「サイレントマジョリティー」と検索すれば、彼女たちのエネルギーを垣間見られると思う。(AKB48グループ、坂道シリーズ総合プロデューサー 秋元康)

    • 画・矢方美紀
      画・矢方美紀
    • 画・小熊倫実
      画・小熊倫実

    ◎メインイラスト

    矢方美紀やかたみき 23(SKE48)

     さすがはチームSリーダー! 芸術的です。「『サイレント――』のセンター・平手友梨奈さんです。48グループの一人一人は点のような存在。欅坂さんも個性的な点が集まって、一つの魅力的なグループになっていると思い、点で描きました」

    ◎私の「1分後の昔話」

    小熊倫実おぐまつぐみ 13(NGT48)

     笑顔が特技の「つぐみん」。笑顔の輪を広げているようです。「新潟市の古町で、八百屋さんのおばあちゃんが、おいしい真っ赤なトマトをくれた時の絵です。とても、かわいい、やさしいおばあちゃんでした」

    2016年06月06日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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