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    金正恩氏、側近2人更迭…恐怖政治に不信高まる

     【ソウル=宮崎健雄】韓国政府関係者は4日、北朝鮮の金正恩キムジョンウン第1書記が最近、異論を唱えたなどとして側近2人を相次いで更迭したと明らかにした。

     関係者は恐怖政治により、政権幹部の間で金第1書記に対する「不信と反感が高まっている」と分析した。

     昨年11月、金第1書記の肝いりで建設された馬息嶺マシンニョンスキー場事業に関わった馬園春国防委員会設計局長が「指示の不履行と汚職」で更迭。今年1月には、軍の「重要な参謀」である辺仁善作戦局長も、金第1書記に異論を唱えたとして粛清された。

     別の韓国政府当局者によると馬氏は平壌の順安空港のターミナル設計で外国空港を模倣したとして更迭され、辺作戦局長は「中国からの武器輸入担当者を交代させろ」との金第1書記の指示に対して「中朝関係が悪化する」と異を唱え、金第1書記はその場で激怒したとの情報があるという。

     一方、北朝鮮は昨秋から、エボラ出血熱対策で潜伏期間の21日間は、外国からの入国者を施設に隔離する政策をとっている。政権ナンバー2の崔竜海チェリョンへ党書記や金永南キムヨンナム最高人民会議常任委員長、黄炳瑞ファンビョンソ軍総政治局長ら最高幹部も例外でないという。テコンドーの国際大会を中止したほか、外国帰りの労働者が家族に会えないまま「金正恩を(感染から)守るために施設に隔離され、宿泊費まで払わされた」といい、不満が高まっているという。

    2015年02月06日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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