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    「津波が小さくならないか」東電が再計算を依頼

     東京電力福島第一原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪に問われた東電の勝俣恒久・元会長(77)ら旧経営陣3人の第4回公判が28日、東京地裁(永渕健一裁判長)であった。

     事故の約3年前、同原発に巨大津波が襲来する可能性があるとの試算をまとめた東電子会社「東電設計」の社員が証言した。

     公判では、巨大津波の襲来を予見できたかどうかが争点になっている。

     証人出廷した社員の証言によると、東電側との協議に基づき、1896年の「明治三陸地震」級の地震が福島県沖で起きたとの想定で試算し、同原発に15・7メートルの津波が襲来する可能性があるとの結果が出た。

     社員は2008年3月、東電担当者に試算結果を報告したところ、「『計算の条件を見直し、津波が小さくならないか』と再計算を依頼された」などと証言した。社員は計算条件の見直しを断ったという。

    2018年03月01日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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