「漏れやすい」汚染水タンク69基、耐用年超過

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組み立て型のタンク(福島第一原発で。2017年2月16日撮影)
組み立て型のタンク(福島第一原発で。2017年2月16日撮影)

 東京電力福島第一原子力発電所で汚染水などを貯蔵しているタンク868基のうち、漏えいのリスクが高い「組み立て型」のタンク69基が、既に耐用年数の目安の5年を超えて使用されていることがわかった。

 東電は、耐久性の高い「溶接型」のタンクを設置し、組み立て型からの移し替えを急いでいるが、増設用地が不足しており、旧型タンクの使用継続を余儀なくされている。

 組み立て型タンクは鋼板をつなぎ合わせた簡易な構造で、漏えいが起きやすい。つなぎ目の部材などが劣化するため、耐用年数は5年程度とされている。

 現在、組み立て型は97基(容量約10万2000トン)あり、うち69基(同約7万3000トン)は既に設置から5年が過ぎている。今年度中に80基分を溶接型に移す計画だが、一時的に92基の組み立て型タンクが耐用年数超えとなる見込みだ。

 同原発では、炉心溶融(メルトダウン)が起きた1~3号機に地下水や雨水が流入し、1日100~200トンの汚染水が発生している。汚染水はくみ上げて放射性物質を除去しているが、トリチウム(三重水素)だけは取り除けない。

 トリチウムが残った「処理水(トリチウム水)」は通常、基準値まで薄めて海などに放出するが、同原発では風評被害への懸念からタンクで貯蔵し続けている。汚染水と処理水の合計は現在約108万トンで、うち8割の約89万トンが処理水だ。

 経済産業省は13日、処理水の処分についての公聴会を8月30日に福島県富岡町で、翌31日に同県郡山市と東京都内で開くことを決めた。

32196 0 テクノロジー 2018/07/14 10:09:00 2018/07/14 10:09:00 2018/07/14 10:09:00 組み立て型のタンク(福島第一原発で。2017年2月16日撮影) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180714-OYT1I50010-T.jpg?type=thumbnail

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