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    400年の伝統持つ火祭り復活「復興の一歩に」

    • 原発事故以来8年ぶりに行われた麓山の火祭り(15日午後7時4分、福島県富岡町で)=関口寛人撮影
      原発事故以来8年ぶりに行われた麓山の火祭り(15日午後7時4分、福島県富岡町で)=関口寛人撮影
    • 伝統の火祭り、8年ぶり復活
      伝統の火祭り、8年ぶり復活

     東京電力福島第一原発事故の避難指示が昨春に大半で解除された福島県富岡町で15日、約400年の伝統を持つ「麓山はやまの火祭り」が8年ぶりに復活した。

     午後7時前、町内の麓山神社に上半身裸の男衆約50人が集結。大勢の観客が見守る中、男衆は「千灯せんどう、千灯」と掛け声をかけながら長さ3メートル、重さ40キロの燃えさかる松明たいまつをそれぞれ肩に担ぎ、麓山山頂(約230メートル)へと駆け上がった。

     避難先の同県郡山市から通いながら準備してきた氏子青年会の佐藤智之会長(34)は「やっと再開にこぎ着けられた。復興の一歩になってくれればうれしい」と話した。

     麓山の火祭りは、五穀豊穣ほうじょうや家内安全を祈る伝統行事で県重要無形民俗文化財。原発事故が起きた2011年から開催が途絶えていたが、境内などの除染が終わり、震災で半壊した社務所も今年6月に再建された。

    2018年08月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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