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    日本人学校、安全対策急ぐ…通学バスルート確認

     日本人を狙った「イスラム国」の新たなテロ予告を受け、中東各国の在留邦人は、安全対策に神経をとがらせている。

     トルコのイスタンブル日本人学校では、児童、生徒約80人全員がバス通学で、運行ルートに狙われそうな場所はないか、確認を進める。同国では、反政府武装組織の犯行とみられるテロが続く。そこに邦人人質事件が発生し、同校は1月22日、不審者が侵入したことを想定した訓練を行った。門脇興次校長は2日、「家庭や大使館、警察と協力し、子どもたちの安全確保に万全を期す」と力を込めた。

     ヨルダンでシリア難民を支援するNPO法人「国境なき子どもたち」(東京)は、現地の日本人スタッフに「安全に注意しつつ、子どもたちを不安にさせないよう活動してほしい」とメールを送信し、希望すれば一時帰国もできると伝えた。外務省によると、イラクとアフガニスタンを除く中東地域の在留邦人は2013年10月現在、約9700人。

     ◆世界139校に注意喚起

     日本の文部科学省は2日、中東地域を含む世界各地の日本人学校など計139校に安全確保に取り組むよう求めるメールを送った。

          ◇

     在ヨルダン日本大使館は現地時間の1日、アンマン市内に日本企業や国際協力機構(JICA)の関係者を集め、改めて注意喚起した。日本人会が運営する日本語補習校は警備強化を検討中という。日本人の母を持ち、妻も日本人の貿易会社員、ハミス・マヘルさん(37)は「一人で夜にタクシーに乗らないなど、トラブルに巻き込まれないよう気をつけたい」と不安そうに話した。

    (アンマン・園田将嗣)

    2015年02月03日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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