2019年海外の出来事

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【1月】

《1》中国の探査機が月裏側に着陸、世界初

 中国政府は3日、無人探査機「嫦娥じょうが4号」が世界で初めて月の裏側への着陸に成功したと発表した。

《2》ベネズエラで国会議長が暫定大統領に就任宣言、大統領と対立

 南米ベネズエラで23日、野党指導者のグアイド国会議長が、暫定大統領就任を宣言した。反米左派のマドゥロ大統領に退陣を迫るためで、米国がグアイド氏を承認すると、ロシアがマドゥロ氏支持を表明するなど、対立が激化した。

《3》ブラジルでダム決壊、250人超死亡

 ブラジルのミナスジェライス州で25日、鉱山のダムが決壊し、250人以上が死亡した。

《4》米司法省、中国通信機器大手「華為技術」のCFOを起訴

 米司法省は28日、中国通信機器大手「華為技術」(ファーウェイ)と関連会社3社、ファーウェイの孟晩舟モンワンジョウ最高財務責任者(CFO)を米企業からの技術情報窃取などの罪状で起訴したと発表した。

【2月】

《5》トランプ米大統領、国境の壁建設へ国家非常事態を宣言

 トランプ米大統領は15日、不法移民対策などのためのメキシコ国境での壁建設のため、国家非常事態を宣言した。議会の承認なしに国防予算を建設費に転用するためで、訴訟に発展したが、連邦最高裁は7月、転用を認めた。

《6》ハノイで2回目の米朝首脳会談、物別れに

 ベトナムの首都ハノイで27、28の両日、昨年6月以来、2回目の米朝首脳会談が行われた。共同声明の署名には至らず、物別れに終わった。6月には朝鮮半島の南北軍事境界線上の板門店パンムンジョムで3回目の会談が行われ、トランプ米大統領は現職の米大統領として初めて北朝鮮に足を踏み入れた。

【3月】

《7》ボーイング機が墜落、157人死亡

 エチオピアからケニアに向かっていたエチオピア航空の旅客機(ボーイング737MAX)が10日、墜落し、乗員・乗客157人全員が死亡した。昨年10月にはインドネシアで同型機が墜落しており、世界各地で運航停止が相次いだ。

《8》ニュージーランドで銃乱射、51人死亡

 ニュージーランド・クライストチャーチのモスク(イスラム教の礼拝所)2か所で15日、オーストラリア出身の男が銃を乱射し、イスラム教徒ら51人が死亡した。

《9》ロシア疑惑の捜査終結

 2016年米大統領選でのトランプ陣営のロシア疑惑を巡る捜査が終結し、特別検察官が22日、捜査報告書を司法長官に提出した。報告書は、ロシアによる大統領選への不正介入に関し、トランプ陣営との共謀は見つからなかったと結論づけた。

《10》米、シリア・ゴラン高原でのイスラエル主権を承認

 トランプ米大統領は25日、イスラエルが占領したシリア南西部のゴラン高原について、イスラエルの主権を承認する大統領声明に署名した。中東諸国は一斉に反発した。

【4月】

《11》英警察、ウィキリークス創設者を逮捕

 英警察当局は11日、内部告発サイト「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサンジ容疑者を逮捕した。アサンジ容疑者はロンドンの在英エクアドル大使館で約7年間、籠城生活を続けていた。米司法省は、容疑者を機密文書の取得・漏えいなどの罪で起訴した。

《12》タイガー・ウッズが完全復活

タイガー・ウッズ
タイガー・ウッズ

 男子ゴルフのタイガー・ウッズは14日、今季メジャー初戦のマスターズ・トーナメントで14年ぶり5度目の優勝を果たし、完全復活を印象づけた。

《13》ノートルダム大聖堂で大火災

 パリの歴史的建造物ノートルダム大聖堂で15日、大規模火災が発生し、高さ96メートルの尖塔せんとうや屋根が崩落した。

《14》スリランカで同時爆破テロ

 スリランカの最大都市コロンボなどで21日、教会やホテルなどを狙った同時爆破テロが起き、日本人1人を含む250人以上が死亡した。警察当局は、イスラム過激派組織「イスラム国」に影響されたグループによる自爆テロと断定した。

【5月】

《15》英ヘンリー王子に第1子の男児誕生

 英国のヘンリー王子と妻メーガン妃の間に6日、第1子の男児が誕生した。男児は国民の間でよく使われる「アーチー」という名前が付けられた。

《16》インドネシア大統領にジョコ氏再選

 インドネシアで21日、大統領選の開票結果が公表され、過半数を獲得したジョコ・ウィドド大統領が再選を決めた。堅調な経済成長を導いてきた手腕などが評価された。

《17》インド総選挙、モディ首相の与党勝利

 インドで23日、総選挙の開票が行われ、モディ首相率いる与党・インド人民党が単独過半数を獲得した。イスラム教など他宗教に批判的立場をとるヒンズー至上主義を掲げ、愛国心をあおる形で圧勝し、モディ氏が2期目の政権を発足させた。

《18》イスラエル国会が建国以来初の再選挙

 イスラエル国会は30日、4月に行われた総選挙をやり直すことを決め、解散した。ネタニヤフ首相が組閣作業に失敗したため。9月に1948年の建国以来初の再選挙が行われたが、第1党となった野党も組閣を断念し、3度目の総選挙が行われる可能性が高まった。

【6月】

《19》タイ首相にプラユット氏、軍関与続く

 タイ国会は5日、軍事政権で暫定首相を務めたプラユット氏を新首相に選出した。プラユット政権が7月に発足し、軍事政権は終了したが、軍が引き続き政権運営に関与することになった。

《20》香港で学生らが大規模デモ

香港政府に対する抗議デモが過激化。警官隊から催涙弾を受けるデモ隊
香港政府に対する抗議デモが過激化。警官隊から催涙弾を受けるデモ隊

 香港で9日、中国本土などへの犯罪容疑者引き渡しを可能にする逃亡犯条例の改正案に反対し、学生ら約103万人(主催者発表)が参加する大規模デモが行われた。香港政府は9月に改正案撤回を発表したが、行政長官選挙の民主化など「5大要求」を掲げるデモ隊と警官隊の衝突が続き、逮捕者や死傷者が続出した。11月24日の区議会選挙(地方議会選)では、抗議運動を支持する民主派が、議席のうち選挙で選ばれる全議席の約85%を獲得して大勝した。

《21》フェイスブックが暗号資産発行へ

 米フェイスブック(FB)は18日、独自の暗号資産(仮想通貨)を2020年6月までに発行すると発表した。巨大IT企業が暗号資産を発行することに、各国から既存金融秩序への影響を懸念する声が上がった。

《22》中国の習国家主席が訪朝

 中国の習近平シージンピン国家主席は20日、平壌ピョンヤンで北朝鮮の金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長と会談した。習氏の訪朝は13年の国家主席就任後初めて。

《23》欧州熱波、仏などで死者

 フランスで28日、観測史上最高の45・9度を記録した。熱波に襲われた欧州では、フランスのほか、スペイン、イタリアで死者が出た。

【7月】

《24》イラン、核開発を拡大

 イラン政府は8日、ウランの濃縮度が15年の核合意の上限(3・67%)を超え、4・5%程度に達したと明らかにした。イランは、経済制裁を再開した米国への対抗措置として核開発を段階的に拡大させ、国際社会の懸念が高まった。

《25》コンゴでエボラ「緊急事態」

 アフリカ中部・コンゴ民主共和国東部でエボラ出血熱が流行し、世界保健機関(WHO)は17日、「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。緊急事態宣言は16年以来。

《26》米司法省、巨大IT企業を調査

 米司法省は23日、巨大IT企業に対し、反トラスト法(独占禁止法)違反行為がないかを調査すると発表した。「GAFA」と呼ばれるグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コムを念頭に置いたもので、公正な市場を阻害していないかどうか、GAFAへの警戒感が強まっている。

《27》英首相にジョンソン氏

 英国の与党・保守党の党首選に勝利したボリス・ジョンソン氏が24日、新首相に就任した。欧州連合(EU)離脱を巡る強硬派で、強硬離脱を望む党員から期待が集まった。

《28》米FRBが10年半ぶり利下げ

 米連邦準備制度理事会(FRB)は31日、景気減速に備えるため政策金利を0・25%引き下げることを決めた。利下げはリーマン・ショック後の08年12月以来、約10年半ぶり。その後も追加利下げを行った。

【8月】

《29》米露INF全廃条約が失効

 米国とロシアによる中距離核戦力(INF)全廃条約が2日、失効した。これにより、ミサイル開発競争が本格化する懸念が広がった。

《30》インドがジャム・カシミール州の自治権奪う

 インド政府は5日、パキスタンと領有権を争うカシミール地方のインド側となる北部ジャム・カシミール州の自治権を剥奪はくだつすることを決めた。同州はインドで唯一イスラム教徒が多数派を占めており、住民の反発が広がった。

《31》アマゾンで森林火災が多発

 世界最大の熱帯雨林アマゾンで森林火災が多発し、ブラジルのボルソナロ大統領は23日、軍を派遣して消火活動に当たる方針を表明した。

《32》G7サミット、首脳宣言は紙1枚

トランプ米大統領
トランプ米大統領

 フランスで開かれた先進7か国(G7)による主要国首脳会議(サミット)は26日、首脳間で一致した項目を1枚の紙にまとめた首脳宣言を発表し、閉会した。成果文書として異例の簡素な形式となった。

【9月】

《33》米中、制裁・報復「第4弾」発動

 米中両政府は1日、制裁・報復関税の「第4弾」を同時に発動した。互いに、相手からの輸入品に追加関税を課すものだ。長引く米中貿易摩擦は世界経済にも影響を与え、国際通貨基金(IMF)は10月、19年の世界全体の経済成長率を下方修正し、10年ぶりの低水準となる前年比3・0%とした。

《34》韓国、東京五輪での旭日旗使用禁止を要求

 韓国政府は11日、国際オリンピック委員会(IOC)に対し、東京五輪・パラリンピックの会場内で旭日旗きょくじつきの使用を禁止するよう求める書簡を送ったと発表した。韓国国会も30日、会場での旭日旗使用の禁止を求める決議を採択した。

《35》16歳グレタさん、国連で演説

 スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが23日、米ニューヨークの国連本部で開かれた「気候行動サミット」で演説した。16歳のグレタさんの行動は、若者の気候変動問題に対する意識に影響を与えた。

《36》米下院、大統領弾劾調査を開始

 米下院のペロシ議長(民主党)は24日、トランプ大統領の弾劾だんがいに向けた調査を開始すると発表した。トランプ氏がウクライナのゼレンスキー大統領に、民主党のバイデン前副大統領に関する調査への協力を迫った疑惑に関するもので、来年の大統領選に向け、政権と民主党の対立が激化した。

《37》シラク元仏大統領が死去

 フランス大統領として米国の単独行動主義に対抗し、欧州統合を進めたジャック・シラク氏が26日、パリの自宅で死去した。86歳だった。

《38》アフガニスタンで大統領選、テロ続発

 アフガニスタンで28日、大統領選の投票が行われた。選挙を妨害しようと各地で旧支配勢力タリバンによるテロが相次いだ。タリバンは「選挙を阻止した」とテロの実績を誇示する声明を出した。

【10月】

《39》北朝鮮、新型SLBM発射

 北朝鮮は2日、新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3型」の試験発射を行った。SLBMの発射は16年8月以来。ミサイルは日本の排他的経済水域内に落下した。

《40》バンクシーの絵画、13億円で落札

 正体不明の芸術家バンクシーの絵画が3日、ロンドンでの競売で、バンクシー作品として過去最高の約990万ポンド(約13億円)で落札された。作品は、英下院でチンパンジーが議論する様子を描いた。

《41》トルコ、シリア北部のクルド人勢力を攻撃

 トルコのエルドアン大統領は9日、トルコ軍がシリア北部のクルド人勢力を標的に軍事作戦を開始したと発表した。米軍がシリア北部から撤退を始めたことを受けたもので、トランプ米大統領に批判の声が集まる一方、クルド人難民が多数発生するなど地域が不安定化した。

《42》ノーベル平和賞にエチオピア首相

 ノーベル平和賞に11日、エチオピアのアビー・アハメド首相が選ばれた。隣国エリトリアとの和平を20年ぶりに実現したことが評価された。

《43》韓国のチョ法相が辞任、政権に打撃

 韓国のチョ(グク)法相が14日、娘の不正入学などの疑惑を受けて辞任した。就任から1か月ほどでの辞任で、文在寅ムンジェイン大統領の政権運営に打撃を与えた。

《44》カナダ総選挙、与党が勝利しトルドー首相が続投

 カナダ下院の解散に伴う総選挙の投開票が21日、行われた。トルドー首相率いる中道左派の与党・自由党が勝利した。トルドー氏は11月20日、第2次内閣を発足させた。

《45》「イスラム国」指導者が米作戦で死亡

 米国は27日、イスラム過激派組織「イスラム国」の指導者アブバクル・バグダーディ容疑者が、シリアでの米軍特殊部隊による軍事作戦で死亡したと発表した。バグダーディ容疑者は14年6月に「イスラム国」建国を宣言し、カリフ(預言者ムハンマドの後継者)を自称していた。

《46》チリ、反政府デモの激化でAPEC首脳会議の開催を断念

 南米チリのピニェラ大統領は30日、11月中旬に首都サンティアゴで予定していたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催を断念すると発表した。反政府デモが相次ぎ、安全確保が困難となった。

【11月】

《47》米、「パリ協定」離脱を国連に通告

 米国は4日、地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」からの離脱を国連に正式に通告した。通告から1年後に、脱退が完了する。温室効果ガスの排出量が中国に次ぐ世界2位の米国の離脱表明に、国際社会から批判が起きた。

《48》英下院が解散・総選挙、EU離脱が最大の争点

 英下院が6日、解散した。12月12日投開票の総選挙は、欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う事実上の国民投票で、ジョンソン首相率いる与党・保守党が単独過半数を獲得できるかどうかが焦点となる。

(文中の肩書・年齢は当時)

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923121 0 読者が選ぶ10大ニュース 2019/11/29 05:20:00 2019/12/18 13:20:55 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/11/20191128-OYT8I50074-T.jpg?type=thumbnail

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